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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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ダン・サリエルシリーズ第2作!


現状を抜け出せないでいる自分とは違い、きらびやかなステージに立った幼馴染みの少女リジアに、アマディアは嫉妬と羨望を覚えていた。しかし、ひょんなこ とから再会した本人は、意外にも現状に満足しておらず「自分の音楽」を目指したいのだという。そんな彼女を事務所に招待するサリエル。だが、彼女をプロ デュースしているのは、なんとサリエルのかつての相棒、「イドラの魔術師」と称されるハセ・シャルマだったのだ。
表題作『ダン・サリエルとイドラの魔術 師』の他、忙しくも愉快なサリエルやモモ、コジ、そしてアマディアたちの日常を描いた第2弾、ついに登場!



裏表紙より


相も変わらず唯我独尊が似合うサリエルと弄られるモモに完全にただのぬこ化が進行しているコジ、そしてアマディア。今回は前回よりはコメディ色は薄れましたが、二話後半からの追い上げで爆笑しっぱなしでした。面白すぎるモモとコジ。しかもすっきりとした終わり方で後味が良かったです。


今回一番頑張ったのはアマディアな気がします。音楽家の名門一族に生まれ、かつては将来を期待された神童だが、極度の上がり症で中々自身の才能を人前で疲労することが出来ない彼女が久しぶりに会った幼馴染と話し合い、一皮剥けたのは読み手として嬉しかったです。特に、楽屋にもどってきたリジアに活を入れる シーンはすっきりしました。うん、アマディアの言う通り。良いこと言ったよ本当に。
そして、初めて久しぶりに出会ったシーンでのあからさまに「や・ば・い・!」と言った顔のアマディアと爽やかな笑みを浮かべたサリエルの笑みに爆笑しました。コメディとシリアスの割合がホントいい。


今回は全編通して音楽で生きていくことの難しさが痛感しました。キャラクターそれぞれの葛藤や内面が手に取るように伝わってきてリアルに登場人物を感じることが出来、読み応えがありました。それぞれの音楽に対する考え方や悩み、姿勢が面白い。特に、絶対的な答えがないからこそ深みが出ている気がします。新キャラも現れ、果たしてサリエルの過去に何があったのか。早く新刊でないかな、と思いつつもあざのさん今新作書いているようなので暫くこちらは後かな。新作の陰陽師物も気になるところです。




【ダン・サリエルシリーズ】その他の感想
第1作 「ダン・サリエルと白銀の虎」



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