忍者ブログ
超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



東京バンドワゴンシリーズ、4作目。


戦後直後の東京。華族の娘、咲智子は父親からある文章が入った〈箱〉を託される。それを狙う敵から彼女の窮地を救ったのは、堀田勘一という青年だった。古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家で、咲智子はひと癖もふた癖もある仲間たちと出会い、敵に連れ去られた両親の行方と〈箱〉の謎を探るために奮闘する。いつも皆を温かく見守るおばあちゃん・サチの娘時代を描く人気シリーズ感動の番外編!!


裏表紙より引用


いつも温かく語り始めるおばあちゃん・サチさんの娘時代の話、との事で以前から文庫化を楽しみにしていました。


いつも和やかで穏やかな東京バンドワゴン。今作は番外編とのことで殺伐とした戦後の中で、サチさんが「堀田サチ」となるまでの経緯と「機密文章」を巡るミステリーチックな物語。「東京バンドワゴン」草創期、ここにあり。


若き大お祖父ちゃんこと・勘一さん。前巻で流暢な英語を話すことが分かったのですが、日本語と英語の流暢な雰囲気のギャップが面白い。時代が変わっても個性的なメンバーなのは変わりなく、戦後の占領下の中でも東京バンドワゴンらしい過ごし方が素敵。ジョーさんやかずみちゃんも登場し、こういう仲間だったのかと納得。十郎さんの喋り方が我南人に移った件+才能関連の話には思わずにやり。それにしても東京バンドワゴン、どれ程の力を持っているのか。凄すぎる。


それにしても、サチさんと勘一さんにこんな過去があったとは、目から鱗。サチさんが勘一さんを一喝するシーンには痺れました。最後まで展開が読めず、最後の最後まで楽しく読了。旧作の登場人物や設定は描かれていないので、前作を読んでいない方でも楽しめると思います。ただ、前3作での伏線も回収されているのでマイ・ブルー・ヘブンを読了後にでも読んでみることをオススメします。彼らのその後が分かってより一層楽しめます。




【東京バンドワゴンシリーズ】その他の感想
第1作 「東京バンドワゴン」
第2作 「シー・ラブズ・ユー~東京バンドワゴン~」
第3作 「スタンド・バイ・ミー~東京バンドワゴン~」



拍手

PR


初読み、雫井脩介さん作品。


堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でその ノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった―。


裏表紙より


始め、ミステリーものかと思って読み始めていたのですが想像していたものと違い出鼻を挫かれた感がありましたが読み進め、読み終わる頃には泣いてしまった。


物語は主人公である「香恵」の一人称で読みやすいが、始め途中途中に書かれる「伊吹先生」はいったい誰なのか頭をひねりつつ、読み、ノートを読み始めた辺りからどんどん物語に引きずり込まれていきました。


ぼけぼけした香恵が伊吹先生のノートを読む内に共感したり、応援していく姿に彼女が少しずつ成長していくようで読み手のこちら側も嬉しい。香恵は少し周りに流されやすく、それでも自分を探している姿にわかるなあ、と少し共感。天然で奥手な彼女が積極的にアプローチする場面には頑張れ!と思わず応援してしまった。


香恵がアルバイトをする中で登場する「万年筆」の説明も面白かった。普段触れる機会が少ないだけにこんなにも高価なのか!と目から鱗。けれど、私も似たような経験をしているだけに感慨も一入。思い入れのあるシーンでした。


また、ノートに登場する伊吹先生の子供達との愛情溢れるふれあい。真摯な態度。教育に対する熱意。4の2を家族にしよう。素敵な先生です。ノートに描かれる等身大の彼女は教育現場での「先生」としての自分と、久々に再会した「隆」との恋の悩み。途中で展開は読めてしまうのだけれども、それでも香恵の感情の変化が読んでいてとても心地よかった。今まで出会ったことがないのに、語りかけ、力をくれる伊吹先生の存在感が本書の中に満ちあふれていた。何となく香恵よりも伊吹先生の方が思い入れが強く書かれている印象だっただけに、あとがきに書かれた一文に納得。


最後の展開には目頭が熱くなり泣いた。そして伊吹先生に触れ、少しずつ彼女に似てきた香恵が最後にポカをするところには思わずニヤリ。香恵はそうでなくては!


割とあっさりと物語は終わり、続きは?この後どうなるの?と気になりつつも良い幕引き。切なく、心温まる物語でした。




拍手



翼の帰る処(隠居願望ファンタジー 笑)続編上巻!


蛮族との戦いで傷ついた北嶺郡の復興のため、病弱な身体を押しながら奮闘するヤエト。そんな彼に、皇女の推薦で貴族に出世するという「悪い知らせ」が飛び込んでくる。失意の中、新年祭のために皇女と都に向かった彼は、その式典の最中、さらなる衝撃の事実を知らされることとなる・・・・・・。
妹尾ゆふ子の人気ファンタジー、待望の続編が登場!!



裏表紙より


やっぱり魅力的なのは主人公であるヤエトの心の中の声。苦労が増えるばかりで悪態にも磨きがかかり始めました。相も変わらず隠居願望は消えずむしろ燃え上がる一方ではありますが、几帳面で何事にも真剣に取りかかる姿が素敵です。第二王子の使者に意見する姿が格好良かった。
今回もいらぬ苦労を受け入れることになり、北嶺郡が国になるために副官からさらに出世。これ以上出世したくないヤエトには気苦労の増える貴族になるハメに。不本意であろうとなかろうと出世街道まっしぐら(笑)


一巻下巻では触れなかったのですが、ジェイサルドの存在感がさらに増してきました。登場人物一覧にもジェイサルドは載っているのですが、格好いいです。マジで。というか表紙の彼が半端なく格好いいっ。
ついに主従の契約を結ぶハメになり、名前を付けたシーンは感慨深かったです。本人の自覚なしにヤエトはいろんな人をたらし込んでいる気がする(笑)また、主従を結んだときの挿絵がもの凄く素敵でした。椅子に座ったヤエトに剣を捧げるジェイサルド。裾の長い袖からちょこんと覗くヤエトの指がつぼりました。可愛すぎるだろ。
そして、ジェイサルドの過去について少し浮き彫りに。なるほどと思うと同時に一巻での予言が段々見え始めている辺りが楽しみになってきました。


皇帝の継承問題での皇子達の思惑。それに絡む有力貴族達の勢力図。そこをどう切り抜けていくのか。ヤエトと各キャラクターとのやり取りににやりとした場面が多数。挿絵も一巻よりぐっと綺麗で場面場面にあっていて見ていて楽しかったです。内容も良いところで終わり、下巻が楽しみ。





【翼の帰る処】その他の感想
第1作 「翼の帰る処 上」
第2作 「翼の帰る処 下」



拍手



東京バンドワゴンシリーズ3作目。


東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しい三世代の大家族。今回もご近所さんともども、ナゾの事件に巻き込まれる。ある朝、高 価本だけが並べ替えられていた。誰が何のために?首をかしげる堀田家の面々。さらに買い取った本の見返しに「ほったこんひとごろし」と何とも物騒なメッ セージが発見され…。さて今回も「万事解決」となるか?
ホームドラマ小説の決定版、東京バンドワゴンシリーズ第3弾!


裏表紙より

 
ついに文庫版の新刊!読むのをすごく楽しみにしつつ、いそいそと買ってきました。普段は先の展開が気になって速読してしまうのですが、このシリーズはじっくりじっくり内容を噛み締めつつ読んでます。また、今回はかなり見やすい人物相関図がありわかりやすかったです。


今回も素敵な東京バンドワゴン。赤ん坊が2人増え、マードックさんと藍子も結婚し、嬉しいことも増えましたがその分問題も増えてきたそんな秋空。またも新たな火種が。「ほったこんひとごろし」。相変わらず事件が絶えないなと思いつつ、結果は勿論事実無根。しかし紺も大変だったんですね。高校生の時に告白され、ただ振っただけなのに相手が自殺未遂とは。事件の中心によくいるのは藍子か青の2人の印象が強かったのでこんな事件が昔あったとは予想外でした。人に歴史有りとはよくいった物です。事件は告白した方の妹、折原さんの魔が差してしまったことでしたが、最終的には良い方向に向かってくれて良かったです。今後も様子を見よう、と堀田家の器のでかさが素敵。アフターケアまでばっちりです。


冬。クリスマスという素晴らしい日に新たなカップル誕生。意外な組合せでしたが、話が纏まって良かったです。特にコウさん。2人には幸せになってもらいたいです。そして〈はる〉でコウさんのお通しをつまみつつお酒飲んでみたい。きっと素敵な時間になるに違いない。また、勘一さんの意外な一面が発覚。まさか英語がペラペラとは予想外でした。羨ましい。


春。庭に梅も桜も咲いているんですね。梅が咲いて、桜が舞って。素敵な庭だなと冒頭の表現で思いつつ物語はメリーちゃんが羊に追いかけられるという異常事態に。メリーちゃんの思いには感動しました。子供が何もわからない、なんてことはないんですよね。子供だからこそ敏感で、事情を察するのは早いと思う。
それと、京にて古狸に啖呵を切ったすずみさんの男気(笑)には惚れました。まさかこんな所で江戸っ子なすずみさんが見られるとは。格好いいですすずみさん。


夏。題名通りの「スタンド・バイ・ミー」。一視聴者としては気になるスキャンダルですが、当事者達から見れば迷惑この上ないですね。しかし木島さん、お祖父ちゃんの啖呵に反論するとはすごい。萎縮せずに言い返すとは。今回は藤島さんが良いところ全部持っていきました。とことん格好いいなあ藤島さん。そして最後の花陽。フラグじゃないよね?ちょっと怖いんだが。


理屈抜きで幸せになれる東京バンドワゴン。マンネリもペースダウンも変なハイテンションもなし。上手いなあ、面白いなあ。理想の家族図です、本当。是非堀田家の一員としてご飯を食べたり、起こる事件に一緒に頭を悩ませたりしてみたいです。
果たして次巻の文庫化はいつなのか。早く過去編を読みたい。




【東京バンドワゴンシリーズ】その他の感想
第1作 「東京バンドワゴン」
第2作 「シー・ラブズ・ユー~東京バンドワゴン~」



拍手



隠居願望ファンタジー(笑)下巻。


北嶺太守である皇女に療養を命じられ、都に戻ってきたヤエト。皇女の実兄の元に身を寄せるが、そこで皇位継承権を巡る政争にヤエトは巻き込まれてしまう。 一方、北嶺でヤエトの帰還を待つ皇女の身にも陰謀の魔の手が迫っていた!皇女を救い出すため、ヤエトは都を脱出し、雪に閉ざされた北嶺へ向かおうとするが ―。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマン、ここに完結。


裏表紙より


前巻よりも一気に話が展開し、下巻の方がメリハリがあり読み応えがありました。出だしから笑えました。やる気がないけれど、結局は投げ出せないヤエトが微笑ましい。そして、捜索から帰ってきてからの周りの反応でとことんヤエトは愛されているな、と。


今回の舞台は北嶺郡から離れ、遠い都から。一気に視野が広がり、キャラの立ち位置等が見え始め物語が壮大になりました。都でも一波乱あり、監禁されるわ、呪術師に命を狙われるわ。相も変わらず面倒事に引っ張り出されるヤエトですが、後半の何としても北嶺郡に帰ろうとする姿が格好良かったです。そして、伝達官と対峙し、普段滅多に声を荒げないヤエトの一喝シーンと続き、皇女の名を呼び現世に意識を戻した一連の流れは何度読んでも面白い。ただ、見せ場のシーンなのにヤエトの意識が朦朧としていて周りの様子が詳細に伝わってこない辺りがヤエトらしくて笑えました。


また、ここに来てついにヤエトの恩寵の力が役立つときが来て、鳥たちに飛翔能力が戻った所はその場面が鮮やかに目に浮かび、雪の白さの中に飛び上がる黒い鳥たちは幻想的できっと美しいだろうなと感じました。
しかし、この場面でのルーギンはヤエトに酷すぎじゃなかろうか。確かに皇女を護るために行かなければならないけれど、貧弱で虚弱なヤエトを引き摺るとか拙いから。といってもヤエトに恩寵があると知ったときの唖然とした表情のルーギンを想像したら笑えましたが。ここまでで限界を超えて倒れてしまう辺りがヤエトクオリティ。


そして、体力も気力も使い果たし死の淵を覗き込んでいた所をひっそりと誰にも知られずに暗殺されかけたヤエトを皇帝が救った場面。それまで雲の上の人物だった皇帝の人物像が見えてきました。何より、砂漠越えの時のことを覚えていた辺りが笑えます。しかも一人娘を誑かした男(ただの噂話なのに)と認識され、ヤエトも悲惨だ。ヤエトには悪いけれど、面白くて笑えました。


何だかんだ言いながらもみんなに愛され、頼られている病弱な尚書官殿が大好きです。続巻もこのテンションのまま隠居願望全快で行って欲しいです。





【翼の帰る処】その他の感想
第1作 「翼の帰る処 上」



拍手



「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、 さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいてい く…。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる―。



裏表紙より


久々にツボりました・・・・・・!人によって感じ方は違うと思いますが、文体がかなり好みです。大好きですこういう文章。丁寧で重みのある世界観にそこかしらに散りばめられた伏線達。隠居願望を持つ超虚弱な主人公が繰り広げたくもないのに繰り広げられていく色の濃いファンタジー(笑)


隠居したいと言いつつもやるべき事はしっかりとこなしていき、世話好きで無謀で自分を飾らず、最終的に隠居からどんどん離れたところへ行くヤエトの姿が笑えます。何よりこんなに虚弱な主人公も珍しいでしょう。ちょっと体調を崩して発熱して生死を彷徨うってどんだけ(笑)
実年齢36歳(外見-10歳)なのに全然見えない辺りも笑えます。しかも血族的に若いとは。なんて羨ましい血族なのでしょうか。個人的に一番の醍醐味はヤエトの心の中の声です。辛辣な言い方をしてたり面倒くさいとかばっさりといっていたりしますが、思わず笑える発言が多くて楽しいです。そして偶に「無駄に勇敢」なところも。


そして、ヤエトを取りまく人物達もとても魅力的です。
猪突猛進で純真な「セルク」に麗し(?)の騎士団長「ルーギン」、そして現皇帝の娘「皇女」。他にも魅力的(過ぎる)な人物は沢山いるのですが、最も多く関わる人達はこの三人でしょうか。皇女に関しては男勝りな性格好みです。読んでいてさっぱりとした性格や勇ましい姿、そして年相応に悩む姿が等身大でかなり好感触でした。


イラストも美麗で見ていてうっとり。本当、この顔で36歳って軽く詐欺だ(笑)挿絵も丁寧で綺麗でした。個人的に好きなイラストはヤエトと皇女が一緒に座り込んでいるところ。可愛すぎる2人とも。
今回はヤエトの恩恵の力は余り活躍の機会がなかったので次回に期待。早く次を読まねば!






拍手



東京バンドワゴンシリーズ2作目。


東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。伝説ロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど…。さて、今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、第2弾。

裏表紙より


今回もアットホームで人情&LOVE溢れる古書店「東京バンドワゴン」。前巻同様語りはなくなったおばあちゃん。季節は冬から秋まで四季を交えた4つのストーリー。前巻同様面白かった!前巻よりさらに登場人物が増えましたが、何故かすんなりと入り込んでいくから不思議なところ。新たに増えた人物達も印象が強いせいですかね。


一番好きなストーリーは夏の「幽霊の正体見たり夏休み」。光輝君もどうなるかはらはらしたのですが、何より淑子さんのお話に感動しました。淑子さんの思いにもぼろ泣きしましたが、祖父である勘一の言葉にぐっと来ました。「LOVEだねぇ」我南人の一言が軽いんだけれども重みを増して良い味出してました。そして秋。新たに増えた家族と共に、やはり祖父である勘一の啖呵が格好良すぎる。これぞ頑固親父!って感じです好きです。お祖父ちゃん子だったので個人的に今回勘一が活躍して嬉しかったり。


今回はちらりと暗い部分も含め少しだけ秋実さんの過去が覗けたのが嬉しかった。まだまだ全貌は見えてこないけれど、彼女がどれ程堀田家の太陽だったのかが伺えました。客観的に考えれば、実はすごく複雑な人間関係や事情を抱えているんですよね、大家族。だけど、お互いを敬い支えあって明るく毎日を生きている姿が清々しくて読んでいて小気味良かったです。


最後の最後でまたもや事件の予感がする終わり方だったので次巻がとても楽しみ。4月20日に新しく文庫で新刊が出たそうなので、後で買いに行ってきます♪





【東京バンドワゴンシリーズ】その他の感想
第1作 「東京バンドワゴン」



拍手



東京バンドワゴンシリーズ1作目。


東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。

裏表紙より


語りが亡くなったおばあちゃんという異色のはじまりに驚きつつも堀田家の日常へと視点は滑り込んでいく。


アットホームな家族に超個性的な面々。みんなイイ性格した家族達が読んでいて心地よかったです。ただ、初めは登場人物が多くてげんなりするかも。ただ、ほんの少し読み進めていく内に一期に引き込まれるので無問題。食卓での会話が入り乱れるシーンがすごく好きです。大家族は大変だろうけれどすごく楽しそう。人情とLOVEに溢れるストーリーが。物語の章が季節事に進んでいくのは読んでいて四季を感じられて良かったです。


読んでいく度にいつの間にかドラマ視点で読んでました。これ、ドラマ化したらかなり面白いと思うのですが。実現しないかなあ、ドラマ化。じっくり読みたい一冊!





拍手

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア

最新CM
[01/15 NO NEAM]
[11/05 マウス]
[09/28 りん]
[04/15 りん]
[09/03 めん]
最新TB
プロフィール
HN:
ナポリ
性別:
女性
自己紹介:
のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) ココナポリ All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]