忍者ブログ
超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
[13] [12] [11] [10] [9] [8] [7] [6] [5] [4] [3]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


愛する兄の裏切り、投獄、国外追放―――――悲しき過去を持つ13歳の王女・フェンベルクはソルド王国にたどり着き、騎士見習いの少年・ロカと出会った。
親友になった2人はある日、国立蔵書館へ。
だがそこで国を揺るがすある計画を偶然耳にしてしまい、2人は命を狙われることに!
高里椎名の王道ファンタジー第2弾!

裏表紙より
 


今回はフェンと違うタイプの純粋さを持つロカが登場。
ロカが酒場でのケンカを止めようとしたところで食事中のフェンに二次被害。折角俺が止めようとしたのにというロカに対するフェンの言い分が笑える。
「ぶつかって来て、私の夕食を台無しにした」
細かく聞いていくとロカも怒る気が失せてしまう辺りが何とも言えない。
フェンとロカってかなりいいコンビだと思う。2人とも似たような所があるし、それにぼーっとしがちなフェンを護りつつ引っ張って行く距離感が良い感じ。
そして、ロカと兄であるシルフィードの兄弟も良い感じでした。


今回の舞台であるソルド王国では題名通り騎士が登場します。
軍隊はない。外交で今まで平和を保っている国。そして、外交を円滑に勧めている王を護るのが騎士の努め。王に誓いを立てるときの言葉が格好いい。


前巻でも思ったが、すごくしっかりと国の構造を書かれている。国の体制や政治、文字の文化等本当に細かい。
今回特に思ったのは国立図書館の内装。
中に入ると中庭のように普通に土がある。そして、製紙技術が遅れているため、一枚岩に文字を刻んでいる。そびえ立つ一枚岩は大きく、圧迫感がある。普通の図書館とは異なる内装によくこんなことを思いつくなと感心しました。
そしてその場所でフェンとロカは国を揺るがす計画を聞いて追われることに。逃げた先で出会うイリスの民、アシュレイに、頭目カティア。このアシュレイがまた皮肉屋で良い味出してます。今までにないタイプのキャラなのでフェンとの掛け合いが今後楽しみなところ。


物語の終盤はまさかの終わり方でした。
そんな落ちで来るとは・・・。おもしろいんだけど何だか納得がいかないような。微妙なところ。
確かに王を傀儡していた側近達は一掃されたが、もっと謎が深まった感じ。最後の最後に変な男も出てきているところですし。
ロカが怪我をしたシーンは焦りました。無事だったから良かったものの、ほとんど死亡フラグでしたよあの書き方は。ロカが生きていて良かったです。
それと謎すぎるのがサチ。今回はフェンと遭遇はしなかったけれど、何がしたいのかいまいちよく分からない。彼も大概謎の多い男です。
そして好都合とばかりに軽く利用されているフェン。わざわざ面倒事に首をつっこまなくても、と思いながらもそういう所がフェンの良い所だとは思うのだけれども、もう少し自分を大切にして欲しい。
今度はアシュレイも旅の仲間に加わり王を探しに鎖国を続けているパラクルスへ。



全部読んで思ったのは、まだ物語は軌道に乗っていない感じ。
高里さんのあとがきにもここから第一章の幕開け、とありますし。
まだまだ見えてこない物語に続きが楽しみです。





 【フェンネル大陸偽王伝】その他の感想
 第1作 「狐狼と月」 



拍手

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
管理人のみ閲覧可能にする    
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア

最新CM
[01/15 NO NEAM]
[11/05 マウス]
[09/28 りん]
[04/15 りん]
[09/03 めん]
最新TB
プロフィール
HN:
ナポリ
性別:
女性
自己紹介:
のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) ココナポリ All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]