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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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「バッカーノ!」第3作。


第9回電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞した成田良悟の受賞後第1作『バッカーノ!1931鈍行編』と同時間軸、別視点で語られる「特急編」。少年はNYの 友達と会うため、列車に乗り込んだ。作業着の女はNYの雇い主と会うため、列車に乗り込んだ。車掌は―仕事なので列車に乗り込んだ。あの事件さえ起こらな ければ、彼らは何事もなく目的地に着く筈だった。だが怪物は目覚めてしまった―その名は“線路の影をなぞる者”。


カバーそでより


鈍行編での伏線回収編。鈍行編ではちらっと登場してはいたものの、あまり活躍していなかった人物達が主人公。凄まじいことになっていました。


鈍行編では完全に謎の怪物である、「レイルトレーサー」こと「クレア」。今回は彼が主人公と言っても過言ではないでしょう。予想を遙かに上回る怪物ッぷりには笑いが止まりませんでした。「人類最強」。まさにその言葉の似合う人物でした。にしても名前からして普通女性だと思うよ。というか鈍行編でのプロローグに既にこんな巨大な伏線が仕組まれていたとは。恐るべし。残虐っぷりには思うところがあるけれど、何だかんだ言って好きだなー。前巻で一番の狂者であったラッドが子供に見えてしまうのだから不思議。そしてシャーネへのプロポーズシーンは大爆笑でした。何故不可能だと理性では分かっているのにこんなにも説得力があるのか。


そして他の主人公である不死者「チェス」や無賃乗車の「レイチェル」も良い味出してました。どちらも恐怖の対象がクレアなのはご愛敬。チェス少年がミリアに「笑っても良いんだよ」と言われた場面とマイザーと出会い、心の中では喰らえ!と思っているのに口では「会いたかったよ」という彼の姿にぼろ泣き。チェス君の過去を知ったときから幸せになって欲しいと感じていた分、コレが彼のきっかけになればいいな。


これを踏まえた上でもう一度鈍行編から読み直したら気がつかなかった伏線を大量に見つけられそう。セットで読むのが一番ですね。終了間近にまたもや不穏な糸口を残しつつ終了。果たしていつ伏線が回収されるのか楽しみ。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」
第2作「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad」



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