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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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もののけ本所深川事件帖、第1巻。


江戸・本所深川で、献上品の売買を行う、献残屋の手代として働く周吉。彼はオサキという妖狐に憑かれたオサキモチであり、いつも懐にいるオサキに、恋に仕事にと、やることなすことからかわれている。ある夜、辻斬りに襲われ、殺人も起きる中、店の一人娘・お琴がいなくなった。周吉はオサキモチの不思議な力を使い、お琴を捜しに夜の町へ出て行く。おとぼけ手代と妖狐一匹の妖怪時代劇。


裏表紙より引用


初読み、高橋由太さん。この作品がデビュー作だそうです。思っていた以上に読みやすく、サクサク読めた。ただ、「時代小説」だと思って読むと少し物足りないかも。


本屋でピックアップされ、以前から気になっていたもの。読んでいて彷彿したのは畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズや「つくもがみ貸します」。大きな違いとしては、主人公である・周吉が特殊能力を持っていること。時間軸は田沼意次が活躍しているとのことで、時代背景は「剣客商売」辺りと近いかな。


設定や雰囲気、時代背景も良いし、周吉とオサキのちょっとずれつつも、ほんわかした雰囲気の会話は面白く、また周吉の性格は真面目で誠実かつちょっとヘタレ(笑)と好印象。そんな彼が手代として働く献残屋の娘・お琴との会話も良い味出てる。


ちなみに、「オサキモチ」とは、オサキという狐の姿をした憑きものに疲れた人間のことで、周吉は「オサキ」という狐に憑かれている。そのおかげ(せい?)で周吉には人並みならぬ特殊能力があり、その力を時々使いながら物事を解決していく。


他にも個性的な登場人物が登場する。例えば飄々としながら腕の立つ「柳生蜘蛛ノ介」。強面だけれども手先が器用で子供にも人気のある親分「佐平次」。


ただ、度々時系列が細切れに挿入されており、エピソードが飛び飛びになっているので、世界観にいまいちのめり込めなかった。物語や設定は好きだっただけにちょっと残念。また、最後はホラーチックになり新市の件が個人的に消化できず。その辺りを含め妖怪のことや、修平の掴めない性格がどう描かれてくのかが気になるところ。次巻に期待。




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