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舞姫恋風伝シリーズ、番外編。


主役カップルほか、人気の脇カップル達の恋物語をロマンチックに綴った短編集。「慈雲×佳葉」は、幼い頃から結婚式の日まで、意地っ張りな恋人達のラブス トーリー。「昇貴×連珠」は、互いが“大切なたった一人”だと分かり合うまでの感動ラブ。「月真×香泉」は、月真の過去を絡めつつ香泉との恋を描いた、思いやり溢れる物語。「愛鈴×慧俊」は、ラブラブな日常を甘く描いた優しい物語。全8話収録。

裏表紙より


全三巻のシリーズで短編集って珍しい気もしますが、この物語だったら有りです。何といっても主役以外のサブカップル達が良い味出してます。全8編という事で、4組のカップルのお話の他に脇役達のその後の話もありました。


ずっと慈雲と佳葉の2人がどんな結婚式を挙げたのか気になっていたので読めて本当によかった。意地になってしまい、本当の思いを告げられない慈雲と佳葉の2人が可愛らしい。ラブラブな終わり方が素敵でした。


そして、この2人よりさらに気になっていたカップルが二つ。月真と香泉、昇貴と連珠。月真の過去話を絡めた物語には2人が常にすれ違い切なくも暖かい物語でした。ようやく2人が結ばれたときにはほっと一息。それにしても月真の実親らしき人物も発見でき、しかし本人は気付いていない様子。すごく気になるところで終わった物の、だからこそいいのかな、と思ったり。いい短編でした。


個人的にお気に入りは昇貴と連珠の物語だったりします。お互いに特別な存在になった時のお話。一人きりになってしまった昇貴に沈んでしまった彼を落ち込ませないようにあえて横暴な侍女を演じる連珠の姿が良い。そしてわがままな昇貴に戻り、けれどもどこか今までとは違う姿にちょっとほろり。最後に泣く連珠をおろおろしながらも抱きしめる昇貴が良かった。これからの2人の生活が気になるところだけれども、収まるところに収まって良かった。


そして、この中でも異色な短編、宮妓、明艶が語る、愛鈴が后となった直後の教坊のお話と愛鈴の弟、修安のその後のお話。明艶のお話も物語の合間の気になっていた部分を消化できて良かったですが、なにより弟君の話は感慨深かった。2巻での彼の処遇には腑に落ちないところがあったので納得。彼の人生のその後の部分もかいま見られて良かった。


いつも通りにラブラブな愛鈴と慧俊。もう見ていてごちそうさまな2人は最初と最後にしっかりと物語を締めてくれました。これで物語が終わりだと思うと寂しいです。それにしてもまさか連珠が鈴村さんの一声で産まれたキャラクターだったとは・・・うーむ感慨深い。(あとがきより)それと、あとがきに書かれていた没ネタがもの凄く気になるのですが・・・!キャラクター達が好きだっただけにその没ネタどこかで読めないかな。需要ここに一つありますから!とこんな所で叫んでみたり(笑)




【舞姫恋風伝シリーズ】その他の感想
第1作 「舞姫恋風伝」
第2作 「舞姫恋風伝―廃城の反乱」
第3作 「舞姫恋風伝―花街の迷走」



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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