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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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物静かな盲目の美女シェリーには、不思議な力があった―死者の手を握ると、その人が死ぬまでの18秒間が見えるのだ。その能力で数々の難事件を解決してきた彼女だったが、某女性被害者の手を握ったとき、自分の悪夢と酷似したイメージを読みとる。その衝撃に頭を悩ませるシェリー。一方、別の町で刑事課長として孤軍奮闘するケリーもまた、不可解な連続女性誘拐事件という難題に悩まされていた。一見まったく関係ないふたり。だが、いたずらな運命は、この女性たちをある凶悪な殺人鬼の元へ導こうとしていた。警察捜査の裏表を知り尽くした著者ならではの、リアルで人間味あふれる警察小説。最優秀新人賞ノミネート、スリラー・アワード最優秀新人賞ノミネート。

裏表紙より
 


死者の手を握ると人が死ぬまでの18秒が見える盲目の女性。この文句が気になって購入しました。ミステリー系は結構好きなので一度読み始めたらかなりどっぷりと世界観に引き込まれました。


物語の大筋の主人公は女性2人。死の直前18秒の記憶を読み取る能力を持つ盲目の女性「シェリー」とニュージャージー州ワイルドウッド警察の警部補刑事課長の「ケリー」。でも実際の主人公はほぼ「ケリー」の方かな。


タイトルから「霊感ドラマ」のような印象を持つかも知れないが、鑑識やケリーの地道な捜査が実を結んで事件を解決に導いている。本書の作者が元警部補であり、20年間努めたベテランらしく、その頃の経験を生かしたリアルな講成になっていて読み応えがあった。等身大で描かれる現場の刑事達や、プライベートの内面がより登場人物をリアルに魅せている。


初めはバラバラだったシェリー、ケリー、凶悪犯が少しずつ、しかし確実に絡み合っていく手法はいいです。枝分かれしていた一つ一つが繋がり、 一期に物語が加速していくのは読んでいて心地よかったです。最後はまさか彼が!と度肝を抜かれましたがラストの展開がすごく自分の好みでした。


自分の能力や外見で偏見を持たれるシェリーですが、今回の事件で多くの物を失い苦しみましたが、最後の描写で立派に克服し、前に進む姿勢が見られたので今後が気になるところ。次作、「最後の吐息」は既に出版されているのでお金に余裕があるときに購入しようかと。だって、文庫で一冊945円って・・・・・・!この一冊も1008円という高さだからなあ。まあ満足する内容だったので後悔してはいませんが、中古で安いの探します。





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