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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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あらゆる時代とあらゆる場所を「彼」は訪れる。

人間て不思議だ―――。
終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。
19世紀末のロンドンを懸命に生きる身寄りのない少女。
生きる目的を知らぬまま戦国乱世を駆け抜けた1人の青年。
それはいつの時代も変わらない人間らしい生き方。
そこに1人の少年がいた。
永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。

『天才柳沢教授の生活』の山下和美が人間の光と闇をきらびやかに描く新シリーズ、堂々のスタート!


裏表紙より
 


山下和美さんの漫画を読むのはこれが初めて。絵のインパクトと不思議な少年というタイトルに惹かれて購入した。
題名通り、不思議で読み応えのある一冊だった。
様々な時代、場所に現れる少年。彼は観測者のように人間の傍にいる。手を貸してくれることもあるが、それは彼が満足したいだけなのか、それとも本当に手を貸したいのか。まるで人間を試すような発言、行動、そしてニヒルな笑みに何故か妙に惹かれる。


人間の業について深く掘り下げられて描かれた一話目「万作と猶治郎」。
二話目「エミリーとシャーロット」取り替えられた2人の少女の物語。
最後のエミリーの苦笑したような、悲しいような寂しそうな表情に彼女の思いが全て詰められているようだった。
個人的に好きなのは三話目「狐目の虎吉」。3話の中で一番躍動感溢れる構図。人を惹きつける虎吉の生き様。大人を殺すという彼の考え方に納得がいかないところもあったが、生きたの表情に魅せられた。


人間とはいったいどんな物なのかということをあらゆる角度から描かれている。奥深く、底がない。
一冊に3話しか入っていないと思うべきか、それとも3話入っていると考えるべきか。これは読んだ人にしか分からない。





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