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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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荻原規子さんが書き下ろした、和製現代ファンタジー第1巻!


山伏の修験場として世界遺産に認定される玉倉神社に生まれ育った鈴原泉水子は、宮司を務める祖父と静かな二人暮らしを送っていたが、中学三年になった春、 突然東京の高校進学をすすめられる。しかも、父の友人で後見人の相楽雪政が、山伏として修行を積んできた自分の息子深行を、(下僕として)泉水子に一生付 き添わせるという。しかし、それは泉水子も知らない、自分の生い立ちや家系に関わる大きな理由があったのだ。


カバーそでより引用


荻原規子さんの本は久しぶりに読みます。本当、大好きなんです荻原規子さんの本! はじめて読んだのは3部作、「勾玉シリーズ」。特に好きなのは「空色勾玉」。文庫化をずっと待っていたら、6月から3ヶ月連続で徳間文庫にて念願の文庫化! 一気読みしたいので8月まで積んでます。ああ、一気読みが今から楽しみ! 次いで「西の善き魔女」「これは王国の鍵」「樹上のゆりかご」。・・・あれ、既刊本ほとんど読んでるな。後は「風神秘抄」「ファンタジーのDNA」、「RDGシリーズ」読めばコンプリート? 今度未読本、図書館利用して借りてみようかな。


閑話休題


初め、現代ファンタジーということで少し物語に入り込むまでに時間がかかりましたが、読み進めていくうちに見え隠れするファンタジーに引き込まれていきました。引っ込み思案で男の子と接するのを苦手としているの泉水子が自分を変えたいとずっと伸ばしていた髪の毛を少しだけ切ってしまったことから物語は動き出す。


舞台は熊野・世界遺産に登録された「玉倉神社」。後ろ向きで二つのお下げ頭がトレードマークの「泉水子(いずみこ)」が主人公。そして、そんな彼女の元に現れたのは完璧で不可能など内容に見える少年、「深雪(みゆき)」。この2人の設定がすごく好き。


泉水子の気持ちも分かるし、苛つく深雪の気持ちも分かる分、初めは読んでいて辛いシーンが多かった物の、そんな2人が少しずつ歩み寄っていく様は小気味良く、何より盛り上がる。初めが酷かっただけに感慨も一入。


そして、平凡で引っ込み思案な性格の彼女からは想像出来ない秘めた力を持っていて、それがじわじわと水面下から浮かび上がってくる様は流石。泉水子達をつけねらう存在と相対した場面の盛り上がり方はすごく盛り上がりました。そして舞を舞うシーンにも。


巫女、山伏、姫神と広がりを見せる和風な世界観と玉倉神社から感じ取る清涼感のある空気。改めて荻原さんは日本神話を下敷きにしたファンタジーが上手いなと感じました。1巻という事でまだまだ序章といったところ。次巻から物語が始まる雰囲気です。これから泉水子と深雪の関係がどうなるのか。そして姫神とは? 次巻を読むのが楽しみ。




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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
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