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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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バッカーノ!第5巻。


その不死者の名はエルマー・C・アルバトロス。“笑い”に異常な執着を持ち、ハッピーエンドの為なら手段を選ばない『笑顔中毒者』である。
三百年前に別れ たその男を捜して北欧の森を訪れた4人の不死者たち。そこには古びた小さな村があった。突然現れた来訪者に敵意の眼差しを向ける村人たち、なぜか彼らに “悪魔”と恐れられているエルマー、そして不思議な少女―。
謎に満ちた村で繰り広げられる、『バッカーノ!』異色作。



カバーそでより


出版順に読んでいるので初2001年。かばーそでにも書かれているように、今までの作品とは一線を画す一冊。今までに出てきた登場人物が一気に減ったので読むまで少し躊躇しましたが、読んで良かった。


バッカーノ!の魅力といえば多視点で語られるそれぞれのエピソードが重厚に絡み合い、それが一つの大きな物語を作り上げていく疾走感と爽快感、それに会話のテンポの良さですが、この一冊では、それが全く見られません。だからといって面白くない、というわけではないです。今までになかったミステリー要素が加わり、シリアスシーンも重すぎず、かといって暗すぎない程よいバランス具合でした。舞台は閉鎖的な村。徐々に判明する事実。本編の魅力が各キャラクター達の絡み合いだとするならば、こちらの魅力は設定や事情などの絡み合いのミステリーかと。


また、1711年にアドウェナ・アウェス号で共に不死者となったマイザーの仲間の錬金術師が数多く登場します。マイザー、チェス君に加え「エルマー」「ナイル」「シルヴィ」の3人が活躍。今まで全く全貌が見えてこなかった1700年代の登場人物だっただけに嬉しかった。特にエルマーとナイルのキャラはぶっ飛んでいて三癖はありそう。そしてやっぱりチェス君が可愛いです。


物語の終わりも今までにない心暖まる終わり方で好きです。今までと雰囲気、そしてバカップルも登場しないので物足りないと感じる人もいるでしょうが私はかなり好きな話です。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」
第2作「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad」
第3作「バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad」
第4作「バッカーノ!1932―Drug & The Dominos」



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
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