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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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バッカーノ!第4作目。


第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞の「バッカーノ!」シリーズ第3弾。錬金術師ベグは自らが作り出した麻薬が人間を最高の世界に導くと信じていた。麻薬中 毒者ロイは薬漬けの生活から抜け出そうと葛藤していた。ルノラータファミリーの幹部グスターヴォは失敗続きのビジネスに苛立っていた。ガンドールファミ リーの幹部ラックはこれから激化するであろう抗争の予感を抱いていた。少女ヴは無き者にされた兄の仇を討つ決意を胸に秘めていた。それぞれの生き様が交 錯する時、運命はドミノ倒しの様に連鎖し、そして―。


カバーそでより


前巻の列車編ほどの勢いはありませんが、1作目、2作目に出てきたキャラクター達が1931年末のNYに集結、さらに新しいキャクターも暴れだし、さまざまな伏線がひとつにまとまっていく爽快感は読んでいて実に気持ちいい!


また、個人的主人公は1巻で不死者となったガンドールファミリーが中心でした。ラックの「日和った~」の台詞が印象的。ラックに関してはマフィアらしくない自分を最後の普段無口なキースのマフィアらしい一面が格好いい。イブ嬢の最後に啖呵きったシーンも格好良かったです。お嬢様、本当にダラスと血が繋がっているのか・・・。そして、まさかのクレア参戦シーンは最高に面白かった。前巻ほど活躍はしていませんが、十二分にいい活躍してます。


予想もしない展開に発展していくのがバッカーノ!の面白いところであり最大の魅力なのかなと。次巻も手に入れているので早く次が読みたいところ。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」
第2作「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad」
第3作「バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad」



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「バッカーノ!」第3作。


第9回電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞した成田良悟の受賞後第1作『バッカーノ!1931鈍行編』と同時間軸、別視点で語られる「特急編」。少年はNYの 友達と会うため、列車に乗り込んだ。作業着の女はNYの雇い主と会うため、列車に乗り込んだ。車掌は―仕事なので列車に乗り込んだ。あの事件さえ起こらな ければ、彼らは何事もなく目的地に着く筈だった。だが怪物は目覚めてしまった―その名は“線路の影をなぞる者”。


カバーそでより


鈍行編での伏線回収編。鈍行編ではちらっと登場してはいたものの、あまり活躍していなかった人物達が主人公。凄まじいことになっていました。


鈍行編では完全に謎の怪物である、「レイルトレーサー」こと「クレア」。今回は彼が主人公と言っても過言ではないでしょう。予想を遙かに上回る怪物ッぷりには笑いが止まりませんでした。「人類最強」。まさにその言葉の似合う人物でした。にしても名前からして普通女性だと思うよ。というか鈍行編でのプロローグに既にこんな巨大な伏線が仕組まれていたとは。恐るべし。残虐っぷりには思うところがあるけれど、何だかんだ言って好きだなー。前巻で一番の狂者であったラッドが子供に見えてしまうのだから不思議。そしてシャーネへのプロポーズシーンは大爆笑でした。何故不可能だと理性では分かっているのにこんなにも説得力があるのか。


そして他の主人公である不死者「チェス」や無賃乗車の「レイチェル」も良い味出してました。どちらも恐怖の対象がクレアなのはご愛敬。チェス少年がミリアに「笑っても良いんだよ」と言われた場面とマイザーと出会い、心の中では喰らえ!と思っているのに口では「会いたかったよ」という彼の姿にぼろ泣き。チェス君の過去を知ったときから幸せになって欲しいと感じていた分、コレが彼のきっかけになればいいな。


これを踏まえた上でもう一度鈍行編から読み直したら気がつかなかった伏線を大量に見つけられそう。セットで読むのが一番ですね。終了間近にまたもや不穏な糸口を残しつつ終了。果たしていつ伏線が回収されるのか楽しみ。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」
第2作「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad」



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「バッカーノ!」第2巻。


第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞の成田良悟が、前作を上回るスケールとトリッキーな構成で贈る受賞後第1作。舞台は1931年アメリカ。大陸横断特急 「フライング・プッシーフット」。“不良集団”は貨物室のお宝をちょいと戴くため、列車に乗り込んだ。“革命テロリスト軍団”は偉大なる指導者を奪還する ため、列車に乗り込んだ。“ギャング”は鉄道会社を脅して金をせしめるため、列車に乗り込んだ。“泥棒カップル”は一年ぶりにNYの友人と会うため、列車 に乗り込んだ。出発の興奮に酔う彼らはまだ知らない。これから始まるクレイジーな夜を―。


カバーそでより


バッカーノ続編、となっていますが前巻からの登場人物で活躍するのはミリアとアイザックの脳天気カップルだけ。新たに新キャラが続々と登場し、覚えるのに苦労しましたが結構さっくりと読めました。キャラクター達が生き生きと動いて、なおかつ良い人も悪い人も狂った人もそれぞれの信念を持って動いているからですかね。読んでいて心地良い。


そして、相変わらずテンポと構成がいい。ただし今回で回収しきれていない伏線が多々あるので謎は全て次巻へと持ち越し。読むのが止まらないなーホント。読み終わったら結構時間が経っているのにあまり時間の経過を感じませんでした。集中してたから?物語に入り込んでいたから?多分どっちもでしょうが。
しかしどこが「鈍行編」なのだろうか。十二分にスピーディーだと思うのだけれども。


それにしても、「不良集団」「革命テロリスト軍団」「ギャング」とこうも揃い踏みして舞台は「暴走列車」。なんておあつらい向きなんでしょう!全員が食堂車に向かう瞬間が堪らなく面白かった。


今回の私個人の主人公は完全にジャグジーでした。泣き虫ボスの成長ぶりが良い。顔面の刺青の逸話や普段は仕事中に切れたとき(?)震えがあるはずに堂々とし、そしてレイルトレーサーとの対峙シーン!ジャグジーと思わず叫んでしまいました。格好良すぎだよっ!ニースとの場面に不覚にも涙が。次巻では確実に登場すると思いますが、今後また活躍して欲しいと思うジャグジーと仲間達。


気づいたら鈍行編終了してしまったので次巻がもの凄く気になる。果たしていつの間にいなくなった人達はどうしたのか。裏側で何があったのか。次巻を早く読まないと。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」



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「バッカーノ!」第1巻。


禁酒法時代、ニューヨーク。裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだっ た。マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカついていた。職務に忠実な警部補はそんな彼らを疎ま しく思っていた。そして、錬金術師の野望は200年を経て、未だついえる事はなかった。彼らはまだ、互いに関わりの無い者同士であった。このマンハッタン に“不死の酒”が蘇るまでは―。

カバーそでより


すごくテンポの良い作品でした。以前にアニメを見ていたのであーそうだこんな展開だと懐かしく思いながら読み進めたのですが、文章で読むとさらに面白く感じるから不思議。アニメも見直したくなりました。
それに、成田良悟さんといえば今放送中の「デュラララ!!」の作者さん。こっちも気になってはいる物の、まだ見てません。後で見ようと思いつつ先に原作を読みそう。借りる当てが出来たので(よっしゃっ!)


閑話休題。


不死の酒を巡る群像劇。題材が題材だけに、本来ならもっとどす黒いコテコテの内容になりそうなのに登場人物達がどたばたと馬鹿騒ぎを繰り返すのでさくっと読めました。時間軸や登場人物が入れ替わり立ち替わり、また群像劇なので主人公はいませんが、誰か必ず1人は好きなキャラが生まれるはず。キャラは個性的豊かで人間味溢れ、でもどこかたがが外れている辺りが笑えます。シリアスなはずのシーンでもミリアとアイザックが出てくれば一気に場の雰囲気が和んでしまうのがいい。このバカップル2人には最後の最後まで笑わせてもらいました。


1930年、禁酒法時代が舞台ということで、正直禁酒法があったことすら知らなかったので勉強になりました。時代独特の錆色や人々の営みや裏の事柄が妙に魅力的に見えるから不思議。彼らと馬鹿騒ぎしたら楽しそう。プロットも伏線回収も最初から最後まで綺麗ですごく面白かった!題名「バッカーノ」=「馬鹿騒ぎ」。激しく納得。




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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
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