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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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「バッカーノ!」第6巻。


鋏使いのチックは無邪気に人を斬る。見えない“絆”がどれだけ傷みに耐えられるかを確かめる為に。刀使いのマリアは陽気に人を斬る。この世に斬れないもの など無い事を信じる為に。槍使いのアデルは慇懃無礼に人を斬る。ただ存分に暴れたいが為に。ナイフ使いのシャーネは無言で人を斬る。自分の仲間を傷つける 者を排除する為に。刃物使い達の死闘は雨を呼ぶ。それは、嵐への予兆―。


カバーそでより


今回は『1932―Drug & The Dominos』でちらっと登場した拷問魔チック、そして同じく『1932~(以下略)』にて登場した殺し屋マリアがコンビを組み、登場。何だろうこの2人の会話は物騒極まりないというのに何故かほのぼのとした印象が強い。ナイスコンビ。彼らの過去話からはじまり物語はまたもや多くの人物を巻き込み下巻へと続く。


ついに海の底から陸へと引き上げられたダラス。ラッドとダラス。どちらも似たようなことをしでかしているというのにダラスのクズッぷりは。といっても妹のイブにだけは違った一面を見せるのですが。そんな不死のダラスに加え、新たにヒューイの部下、「妖怪(ラルウァ)」が介入。そしてジャグジー一味やアイザック&ミリア、マルティージョファミリーのロニーにエニスを交えての話し合いとは到底言えない群像劇。


また、今回は様々な刃物が交錯し、壮絶な斬り合いになるもまだ本番ではない辺りがいい。また、その斬り合いをあっさりと止めたロニーさんも明らかにあいつだろ!と5巻でのエルマーの願いと仄めかされた内容に符合する。バッカーノは年代事に読むより出版順に読んだ方が面白いと思う。大抵前巻に伏線が敷いてあるので。


それにしても相変わらず上手いなあ。いろんな勘違いや思惑が交差し、上巻顔見せといったところ。下巻はさらに面白くなりそうな予感。殺し屋(というよりも刀使いの方がしっくりくるかな)のマリアもいいキャラだがやっぱり鋏使いのチックが上巻では一番魅力的かな。良いキャラしてる。勿論、ロニーさんも良いんだけれども彼はあくまでも傍観者としての位置づけ。本筋に介入すると大変なことになるので。


そしてついに腰を上げたヴィーノことクレア。彼がどう動き出すのかも楽しみなところ。しかし残念なところ、といえばクレアとシャーネが既に出会ったことが前提で物語が進んでいること。是非とも何があったのか知りたい。


ちなみに今回から登場人物紹介欄が出来ました。わかりやすいんだけれども、ダラスの欄。人間のクズとあっさりと書かれている辺り何だかなあ。言い得て妙なんだが文字で書かれると事実なだけに悲しいな、ダラス。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」
第2作「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad」
第3作「バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad」
第4作「バッカーノ!1932―Drug & The Dominos」
第5作「バッカーノ!2001―The Children Of Bottle」



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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