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影執事マルクシリーズ、第1巻。


ヴァレンシュタイ家の新米執事・マルクは優秀だった。柔和な笑顔にスマートな身のこなし。よく気がついて知識が豊富。「マルクさんって、何でもできるんですね! 体は弱いけど」素朴に感心する使用人たち。うら若き美貌の主・エルミナも無表情ながら満足のご様子。だが本人だけは不本意だった。私はなぜ「おいしい紅茶」なんて淹れてるんです!? 山犬の精霊“クフ・リーン”を使役する「影使い」の暗殺者が、なぜ!? ―なぜ? それは、強大な精霊に守られたエルミナに返り討ちにされたから。絶対服従を強いる「空白の契約書」にサインしたから・・・。風変わりな主と執事のコミカル・バトラー・ファンタジー。


裏表紙より引用


以前から気になっていた影執事マルクシリーズ。タイトルに惹かれて購入。ただ、異能力物だとは思っていなかったので序盤少し出鼻を挫かれたものの、コメディのようでしっかりとした世界観と設定が練り込んであったので最後まで楽しく読み込めた。


世界観は開拓期を少し過ぎた辺りの某国のような印象。それに異能力者の誓約が独特で面白い。展開も明るすぎず、暗すぎないので読みやすく、ほのぼのとした日常と戦闘シーンとのバランスも良い感じ。惜しむべきは序盤ルビが多めで読みにくいところかな。


異能者で暗殺者である主人公・マルクが依頼によりとある令嬢を暗殺しようと狙うが返り討ちに遭い、しかも契約させられ執事として令嬢に仕えさせられるハメに。しかも返り討ちにしたにも関わらず、令嬢自身は全く自覚無しな所が笑えます。


元々苦労人かつ器用貧乏なマルクが細々とした執事業務を的確にこなし、何だかんだ文句を脳内で爆発&つっこみする葛藤シーンには笑えました。けれどマルクにとって執事という職は天職みたいですね。しっくりはまり過ぎて笑えました。生真面目何だけど何処か抜けている辺りが彼の魅力かと。また、マルクとクフ・クーリンの掛け合いが笑えて楽しい。


また、令嬢ことエルミナは凛とした行動とは裏腹に時折見せる儚げな雰囲気と、神秘的な一面に彼女にどんな秘密が隠されているのかが気になるところ。他の登場人物達もどこか抜けていて面白い。


それと、戦闘シーンで少しばかり疾走感は落ちますが、合間合間にマルクと対した相手の今後が笑える。どうしてそうなった(笑) もう少しキレが欲しいような気もしますが、これはこれで好きです。


開拓民と先住民、精霊との契約者、そして屋敷の謎と様々な要素が絡み合いながら世界観が広がっていきそう。またイラストも綺麗で見応えがありました。続巻に期待。




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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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