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時代小説、「妻は、くノ一」第4巻。


松浦静山の下屋敷に飯炊き女として潜入した織江は、ついに静山の密貿易と野心の証拠をつかんだ。だが、これを提出すれば静山ばかりか、夫の彦馬にも破滅が訪れてしまう。くノ一としての義理と、妻としての人情。その板ばさみに悩む織江を、お庭番の頭領・川村真一郎がじわじわと追いつめていく。窮地に陥った織江に、くノ一の先輩でもある母が忠告した言葉。それは驚くべきものだった。


裏表紙より


前巻で静山公の尻尾を掴もうと暗躍した鳥居耀蔵がついに腰を上げ本格的に動き始める。この鳥居耀蔵、かなりしつこい。そして周りの人間からは嫌われ者として描かれている。そんな中でまさか川村と彼が手を組む事になるとは思いもしなかった。静山公を陥れようと動き始める策はまた壮大。今後どうなるか気になるところ。


そしてこの鳥居耀蔵も静山公と同じく実在の人物。と同じく登場している父親の林述斉も実在の人物。ちなみに鳥居耀蔵は後に南町奉行となり老中・水野忠邦のもと天保の改革を推し進め、その取り締まりが非常に厳しく、「蝮(まむし)の耀蔵」「妖怪」等呼ばれ、人々には忌み嫌われている存在だったそうです。


うーわーと思いつつwikiを読み進めると、この時、北町奉行だったのが、時代劇等でお馴染みの「遠山の金さん」こと遠山景元。本名は「遠山金四郎景元」(とうやま きんしろう かげもと)らしいです。ながっ! で、この時の鳥居と東山の対立から『遠山=善玉』、『鳥居=悪玉』の図式ができ上がり、ここから時代劇や小説等様々な媒体で悪役としてのイメージが定着したそうです。へー。ま、詳しくはwikiへどうぞ。ちなみに風野真知雄さんのデビュー作『黒牛と妖怪』にも出てるらしいです。前から読みたかったので後でチェックしなければ。


閑話休題。


今回の捕物帖も面白かったのですが、個人的にちょっとした謎かけ「竜の風」が好き。それにしても新妻が帰ってこないとかで完全にふぬけになっている原田に対して結構いらっと。頼む、もう少し真面目に仕事してくれ。


そしてまさかの登場、養子にした雁二郎が江戸勤めに。大丈夫なのだろうか、彼を野放しにしてと不安になる。それに14歳なのに33歳に見えるとはどれ程老けて見えるのか。仕事も手を抜きつつ何とかこなしているとか。雙星家危うし。そんな雁二郎から織江の居場所が割れてしまうのだから何が起こるか分からない。ようやく会える!そう意気込んで下屋敷に行って見るもそこは既に抜け殻。またしてもすれ違う2人。でもそこがいい。俄然面白くなってきました。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」
第2作 「妻は、くノ一 (2) 星影の女」
第3作 「妻は、くノ一 (3) 身も心も」



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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