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時代小説、「妻は、くノ一」第3巻。


元平戸藩主、松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるようになった雙星彦馬。妻の織江を探しに江戸へ出てきたのだが、天体観測を付き合わされ たり、巷で起きる事件の調査を頼まれたり。そのため彦馬の織江探しは、静山が綴る「甲子夜話」のようには着々と進まない。だが彦馬は知るよしもなかった。 お庭番の密命を帯びた織江が、飯炊き女になりすまし静山の下屋敷に潜入していたことを。


裏表紙より


3巻までで1ヶ月に1冊というとんでもないペースで出版していたこのシリーズ。勿論ココで終わりではないものの、なんてハイペース。すごいな風野さん。


前巻、気になる終わり方をした織江を救ったのは静山公の赤犬、マツ。マツよくやった、マツ!そして浮き彫りになる虎吉の謎。そんな織江の心境とは裏腹に彦馬は事件を解決し同心・原田の手助けをする。けれど、年末に事件を解決したからってふてくされるなよ原田(笑) 手柄もほぼ彦馬が解決したものだし、そのくらい働きなさいあなたは。新妻さんに首っ丈。毎度のノロケはちとキツイ。それでも憎みきれないのは彼の人柄かな。


そしてニアミスした、「人形は夜歩く」。新年だというのに夜中に人形が歩くという話を確かめるために一人、静山公の自室で休むことになった彦馬。そこで豪華なおせちに熱燗付けて、いそいそと準備をする織江がいじらしい。


しかし静山公がいない時を狙って虎吉が室内に潜入。彦馬が危ういところを織江が助けつつ人形の謎を解く彦馬。ここで織江が虎吉が怪しいと静山公に伝えるための手段として米の味を落とす、という方法を使ったのは流石。しかし、虎吉の背後には鳥居耀蔵という人物が一枚噛んでいた。


鳥居耀蔵は中奥の任務だと告げ、静山公の内情を探っていた。しかも彼、静山公の友人の息子。これは一波乱がありそう、と思ったところでまさかの双子の泥棒が侵入。その騒ぎに乗じて双子は盗めなかったが、織江の目の前に飛び込んできたのは密貿易の証拠と覚しき書物。それを渡せば任務は終了だけれども、そのまま川村の嫁になってしまう。悩む織江。しかしかなり拙かろう展開でまたしても終劇。本当、良いところで終わるの上手いわ。そして毎度思うが、このタイトルの付け方!うまいなあ。しっくりきます。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」
第2作 「妻は、くノ一 (2) 星影の女」



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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