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レディ・ガンナーシリーズ、第2巻下巻。


ウィンスロウ家のキャサリンは、秘密結社に狙われたベラフォードを助けるために、ゲルスタンへと旅立った。しかし、最初に訪れたライエ州で、彼女は異種人類に間違われて捕らえられてしまう。その州は、住民全てがアナザーレイスに対して、強い偏見と敵意を持っていたのだ。領主の城館に虜囚となったキャサリンは、そこで意外な人物と出会うのだが・・・・・・。型破りのお嬢様の大冒険は、用心棒四人組を巻きこんで、さらにヒートアップ!!


裏表紙より引用


前巻、かなり危険な状態からの幕開けですが、キャサリンの素晴らしい機転で回避。キャサリンの漢らしさ(褒め言葉)にはほれぼれさせられます。そして初登場の〈鰐〉のミュリエル。もの凄く可愛らしく純粋で、微笑ましい反面形態変化をしたときのギャップは凄まじい。本当、爬虫類の方々は美形が多いのかな。


キャサリンやミュリエル、そしてヘンリーと用心棒達が再会してからは、怒濤の勢いで物語が進んでいく。キャサリンが屋敷に乗り込んでからの展開が事件の内容が酷かっただけに痛快。挿絵のキャサリンと愉快な仲間達は頼もしく、格好いい。


それにしても『人獣撲滅を目指す会』であり、アナザーレイスへの差別が酷い人物達がインシードとは何という皮肉。しかしコンラート少年が哀れと言えば哀れ。確かに父親に反抗しづらいだろうが・・・今後彼は重い十字架を背負って生きなければいけないだろう。


それにしてもミュリエルとダムーが婚約していたとは目から鱗。いやいや、無理ですよ! と思わず言いたくなる。個人的にはダムーとキャサリンを大プッシュしたいのですが、どうなるのだろう? 最後にはヘンリーがミュリエルを?と三つ巴で気になる展開。外伝で色々と発覚しますが、始めて読んだときはどうなるか気になって仕方がなかった。勿論今でもどうなるか分からない分、この恋愛模様は気になるところ。


茅田さんの作品はさくっと読め、ユーモラスな筆致。そして人種差別という重い題材をしっかりとした骨組みで描かれているので読み応えがあり、また敵についての表現が本当に上手い。「復讐」についても人それぞれで難しいけれど、目には目を歯には歯をという考え方は間違っていないと思う。うーむ、考えさせられる。




【レディ・ガンナーシリーズ】感想
第1作 「レディ・ガンナーの冒険」
第2作 「レディ・ガンナーの大追跡〈上〉」
レディ・ガンナー外伝 そして四人は東へ向かう


[茅田砂胡]その他感想

【デルフィニア戦記】感想
デルフィニア戦記外伝2 コーラル城の平穏な日々



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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