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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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インディゴの夜シリーズ、第1巻。&初読み加藤実秋さん。


「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」フリーライター・高原晶の一言から生まれた、渋谷のホストクラブ〈club indigo〉。店の評判は上々だが、なぜか次次と事件に巻き込まれる晶たち。それらを解決するために、個性的なホスト探偵団が夜の街を活き活きと駆け巡る! 第10回創元推理短編賞受賞作を含む連作短編集。


表紙裏より引用


さくっと読める4つの短編集。軽快で読みやすく、また登場人物達が個性的でメリハリがあり、魅力的で面白い。作品の中で起こる事件を「club indigo」のメンバーが各自の特技や人脈を駆使して解決していく様は痛快かつ爽快。ミステリー物としても楽しめると思います。また、起こる事件は結構悲惨で痛々しい場面も多いですが、文体が軽めなので暗くなりすぎない感じも良いです。


ホストの中に混じる紅一点、フリーライターの「高原晶」、そして彼女の言葉にのった大手出版社の編集者「塩原」が「club indigo」のオーナー。晶さんの時折見せる男らしさ(褒め言葉)が格好いい。彼女にはそのまま突き進んで欲しい。また、晶さんと「club indigo」の男の子達の関係が年の離れた姉弟のようで読んでいて微笑ましかったです。そして、クラブを実質取り締まっている謎の男「憂夜」。彼の過去や周りから見られている立場が気になるところ。


ドラマで人気らしいのですが、残念ながらドラマは未視聴。でもこの設定は確かにドラマ向け。全63話(30分)で終了してますし、今度見てみたいかも。





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時代小説、「妻は、くノ一」第5巻。


ついに織江の正体を知った雙星彦馬。しかし彦馬は、それでも妻を信じて再び逢える日を待つ。一方、静山の屋敷から失踪した織江は、悩みながらもお庭番から離れることを決意した。母・雅江はその手助けに、最後の力を振り絞る。2人を抹殺するため、お庭番の頭領・川村真一郎率いる忍びたちが迫り来る。危機一髪のところで助けに入ったのは意外な人物だった。織江の驚くべき過去が明らかに!急展開の大人気シリーズ第5弾。


裏表紙より


今巻はかなり物語が動きました!ついに織江と雅江が足抜けを決意し、織江は平戸藩下屋敷から姿を消す。そして、同時進行で鳥居耀蔵が静山公をはめようと作り上げた仕掛けだらけの屋敷。それを静山公に買わせようとするが・・・・・・。


もう、絶対静山公買うと思いました。屋敷。ハラハラさせられましたが思わぬ理由により買わず。良いんだか悪いんだか。そして姿を消していた織江が思いがけないところに隠れていた事にも驚きましたが、ほっこりした話は「神さまの忘れもの」。若い男女の巡り会いの話には彦馬と織江の姿を重ねながらじんわりと来ました。恐らく、その後の殺伐とした雰囲気と対照的だったせいかもしれませんが。


そして、そこで雅江が彦馬に「娘をよろしくお願いしますね」の一言。・・・・・・なんだか嫌なフラグが立ったような。そう思っていたところで、ついに川村との対決。初めは川村一人で行こうとしていたところで鳥居耀蔵が助言し、しかも自らついていくと。着々と友人関係を結んでいく二人を喜んだらいいのか、悲しむべきなのか微妙なところ。それにしても想像以上の大殺陣。雅江と織江のコンビ技が光ります。けれど多勢に無勢。少しずつ追い詰められていく二人に予想外の援軍が。


けれど・・・・・・。壮絶な結末に思わず泣いてしまった。まさかこんな所で。しかも織江の父親って本当に彼?衝撃の事実が発覚したもののそれが果たして今後どう影響していくのか。もの悲しく響く笛の音がやけに胸に響きました。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」
第2作 「妻は、くノ一 (2) 星影の女」
第3作 「妻は、くノ一 (3) 身も心も」
第4作 「妻は、くノ一 (4) 風の囁き」



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時代小説、「妻は、くノ一」第4巻。


松浦静山の下屋敷に飯炊き女として潜入した織江は、ついに静山の密貿易と野心の証拠をつかんだ。だが、これを提出すれば静山ばかりか、夫の彦馬にも破滅が訪れてしまう。くノ一としての義理と、妻としての人情。その板ばさみに悩む織江を、お庭番の頭領・川村真一郎がじわじわと追いつめていく。窮地に陥った織江に、くノ一の先輩でもある母が忠告した言葉。それは驚くべきものだった。


裏表紙より


前巻で静山公の尻尾を掴もうと暗躍した鳥居耀蔵がついに腰を上げ本格的に動き始める。この鳥居耀蔵、かなりしつこい。そして周りの人間からは嫌われ者として描かれている。そんな中でまさか川村と彼が手を組む事になるとは思いもしなかった。静山公を陥れようと動き始める策はまた壮大。今後どうなるか気になるところ。


そしてこの鳥居耀蔵も静山公と同じく実在の人物。と同じく登場している父親の林述斉も実在の人物。ちなみに鳥居耀蔵は後に南町奉行となり老中・水野忠邦のもと天保の改革を推し進め、その取り締まりが非常に厳しく、「蝮(まむし)の耀蔵」「妖怪」等呼ばれ、人々には忌み嫌われている存在だったそうです。


うーわーと思いつつwikiを読み進めると、この時、北町奉行だったのが、時代劇等でお馴染みの「遠山の金さん」こと遠山景元。本名は「遠山金四郎景元」(とうやま きんしろう かげもと)らしいです。ながっ! で、この時の鳥居と東山の対立から『遠山=善玉』、『鳥居=悪玉』の図式ができ上がり、ここから時代劇や小説等様々な媒体で悪役としてのイメージが定着したそうです。へー。ま、詳しくはwikiへどうぞ。ちなみに風野真知雄さんのデビュー作『黒牛と妖怪』にも出てるらしいです。前から読みたかったので後でチェックしなければ。


閑話休題。


今回の捕物帖も面白かったのですが、個人的にちょっとした謎かけ「竜の風」が好き。それにしても新妻が帰ってこないとかで完全にふぬけになっている原田に対して結構いらっと。頼む、もう少し真面目に仕事してくれ。


そしてまさかの登場、養子にした雁二郎が江戸勤めに。大丈夫なのだろうか、彼を野放しにしてと不安になる。それに14歳なのに33歳に見えるとはどれ程老けて見えるのか。仕事も手を抜きつつ何とかこなしているとか。雙星家危うし。そんな雁二郎から織江の居場所が割れてしまうのだから何が起こるか分からない。ようやく会える!そう意気込んで下屋敷に行って見るもそこは既に抜け殻。またしてもすれ違う2人。でもそこがいい。俄然面白くなってきました。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」
第2作 「妻は、くノ一 (2) 星影の女」
第3作 「妻は、くノ一 (3) 身も心も」



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お笑い芸人、劇団ひとりのデビュー作。


ホームレスを夢見る会社員。売れないアイドルを一途に応援する青年。合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。場末の舞台に立つお笑いコンビ。彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す―。不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。


裏表紙より


全5編の短編集は絶妙に繋がっている物語。劇団ひとりさんやるなー!というのが読み終わった後の感想。さらっとした文章は読みやすいし、物語が思いがけないところで繋がっていたりして、くすっと笑えたりこの人がこんな所で!と登場したときには嬉しく思えたり。ユーモアある文章が良い味出してます。


一般的に各話の主人公達は欠点やダメ人間な部分も見られますが、「かっこ悪いのが格好いい」という印象を持ちました。一人一人の人間が、「陰で花を咲かせる」というタイトル通りの作品。読んでいて良い心地よさを感じました。 特に発想がリアルで登場人物達がみんな人間くさくて生きている。上手いなあ。


どの短編も味があって好きです。設定が独特で各物語ごとに、きちんと最後にオチが来るのはコントのようでニヤリ。「ピンボケな私」では声を出して笑ってしまった。まさかそんなオチだったとは!こういうオチ好きです。 個人的に一番好きな話は「Overrun」。主人公がこれまたダメ男なんだけど、最後の展開には不覚にも泣いてしまった。好きだなあ、こういう話。


映画の方はまだ見たことがないので一度見てみたいかも。映画と原作では少し変わっているらしいのでその点も楽しみ。




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時代小説、「妻は、くノ一」第3巻。


元平戸藩主、松浦静山に気に入られ、たびたび下屋敷に呼び出されるようになった雙星彦馬。妻の織江を探しに江戸へ出てきたのだが、天体観測を付き合わされ たり、巷で起きる事件の調査を頼まれたり。そのため彦馬の織江探しは、静山が綴る「甲子夜話」のようには着々と進まない。だが彦馬は知るよしもなかった。 お庭番の密命を帯びた織江が、飯炊き女になりすまし静山の下屋敷に潜入していたことを。


裏表紙より


3巻までで1ヶ月に1冊というとんでもないペースで出版していたこのシリーズ。勿論ココで終わりではないものの、なんてハイペース。すごいな風野さん。


前巻、気になる終わり方をした織江を救ったのは静山公の赤犬、マツ。マツよくやった、マツ!そして浮き彫りになる虎吉の謎。そんな織江の心境とは裏腹に彦馬は事件を解決し同心・原田の手助けをする。けれど、年末に事件を解決したからってふてくされるなよ原田(笑) 手柄もほぼ彦馬が解決したものだし、そのくらい働きなさいあなたは。新妻さんに首っ丈。毎度のノロケはちとキツイ。それでも憎みきれないのは彼の人柄かな。


そしてニアミスした、「人形は夜歩く」。新年だというのに夜中に人形が歩くという話を確かめるために一人、静山公の自室で休むことになった彦馬。そこで豪華なおせちに熱燗付けて、いそいそと準備をする織江がいじらしい。


しかし静山公がいない時を狙って虎吉が室内に潜入。彦馬が危ういところを織江が助けつつ人形の謎を解く彦馬。ここで織江が虎吉が怪しいと静山公に伝えるための手段として米の味を落とす、という方法を使ったのは流石。しかし、虎吉の背後には鳥居耀蔵という人物が一枚噛んでいた。


鳥居耀蔵は中奥の任務だと告げ、静山公の内情を探っていた。しかも彼、静山公の友人の息子。これは一波乱がありそう、と思ったところでまさかの双子の泥棒が侵入。その騒ぎに乗じて双子は盗めなかったが、織江の目の前に飛び込んできたのは密貿易の証拠と覚しき書物。それを渡せば任務は終了だけれども、そのまま川村の嫁になってしまう。悩む織江。しかしかなり拙かろう展開でまたしても終劇。本当、良いところで終わるの上手いわ。そして毎度思うが、このタイトルの付け方!うまいなあ。しっくりきます。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」
第2作 「妻は、くノ一 (2) 星影の女」



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時代小説、「妻は、くノ一」第2巻。


「わしがこの国を開いてやる」江戸藩邸で「甲子夜話」の執筆にいそしむ元平戸藩主、松浦静山はこともなく言い放った。友人の千右衛門に連れられ下屋敷に呼 び出された雙星彦馬は仰天。こんな発言は露見すると即座に打ち首だった。天文航海に通じた彦馬に期するものでもあるのか。神田妻恋坂の裏長屋に居を定め、 寺子屋の合間を縫って織江を探す彦馬。だが、花のお江戸は今日もまた驚きの連続なのだった…。


裏表紙より


平戸から江戸へと上京した彦馬は手習いの仕事も見つかりようやく生活が安定してきたところでちらほらと事件が起こり始める。事件の内容は割と静山公が書いている「甲子夜話」に絡めたような話で、それを彦馬が謎を解く。この事件もユーモアがあって結構好きです。


ちなみにこの静山公、松浦静山は実在の人物。号が静山で、本名は松浦清。wikiに詳しい話が載っていますが、「甲子夜話」(かっしやわ)は彼が隠居してから20年間で書き綴ったもの。ちょっと面白そう。そして心形刀流の達人だったと。やけに甲子夜話の話がリアルなので調べてみたら実在の人物だったという・・・。うーむ、勉強になる。


彦馬はのんびりとしているけれど人とは違う視点で物事を考え、科学的な思考を持つ当時としてはかなり珍しい人物だと思う。そして手習いの先生が天職ですね、彼の場合。生徒達への接し方や考え方がいい。勉強が出来るからいい、ではなく生徒それぞれの良い所を見つけているのもよく見ているなと感心する。後、手習いが終わった後生徒達に1人1人に声を掛けているのも良い先生だ。


そして手習いの合間を塗って織江を探す日々。変装しているから近くにいる織江に気付かない彦馬と愛する夫が必死で探している姿を近くにいながら話しかけられないジレンマ。この切ない感じがやきもきさせられるけども、いいんです。織江視点で読むときに特にそう感じます。


それと、前巻にも登場した双子の泥棒も活躍。この2人癒されるんだが。彦馬と織江の2人にも出会っている彼ら。果たしてねずみ小僧のような義賊になれるのか。今後の活躍が楽しみ。


また、前巻で自分の野望を口に出した静山公。その危うさから桜田屋敷(お庭版の総本山?という認識で良いのかな)から潜入するよう言いつけられた織江が平戸藩の下屋敷に潜入、するのだけれどもそこで登場くノ一・お弓。お弓は完全にヤンデレですね。同じ忍びの川村に恋するあまり前妻を呪い殺すとか、こわっ。しかも川村は織江が好きな様子。さらに前妻が亡くなったことで下忍の織江を娶りやすくなり、今度こそ妻になれると思いきや織江が邪魔に。魔の手が織江にものびたが織江は生き残り、反対にお弓はお庭番だとばれ、静山公に竹で咽を一突き。静山公の剣の腕っ節の強さがよく分かる話だったと同時に、お庭番の最後はかくも悲しいものなのかと痛感させられた話でした。織江が殺されていた可能性もあったのだから。


しかし、お弓が死んで呼び出した織江に「嫁になれ」発言はどうなの川村。自分を好いていた相手が死んだというのにあっさりと織江に告げる言葉ではないような・・・。


いろんなゴタゴタがあったものの、最終的には潜入できた織江。けれど下男の虎吉に襲われ・・・。時代小説って必ずというわけではないものの、手籠め表現があって悲しい。この時代こういう事が多かったって事なんでしょうが・・・。
そして織江の覚悟の一言。

「これが、くノ一の仕事なの!」

辛すぎるよくノ一!何とかして彦馬で次回。何という生殺し。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」



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時代小説、「妻は、くノ一」第1巻。


平戸藩の御船手方書物天文係の雙星彦馬は、三度の飯より星が好きという藩きっての変わり者。そんな彦馬のもとに上司の紹介で美しい嫁・織江がやってきた。 彦馬は生涯大切にすることを心に誓うが、わずかひと月で新妻は失踪してしまう。じつは織江は、平戸藩の密貿易を怪しんだ幕府が送り込んだくノ一だった。そ うとは知らず妻を捜しに江戸へ赴く彦馬だったが…。人気著者が放つ「妻は、くノ一」シリーズ第1弾。


裏表紙より


初、風野真知雄さん作品。題名の「妻はくノ一」に惹かれて購入。ブログ記事を書くに当たり、久々に読み直しました。時代小説はさほど読んでいるわけではありませんが、池波正太郎の「剣客商売」を読んでから完全に垣根を越えました(笑) 今ではちょくちょく時代小説読んでます。特に風野さんは好きな作家さんです。作家買いしていたり。風野さんの作品では「若さま同心徳川竜之助」「大江戸定年組」は読んでます。他のシリーズ、単巻も読みたいものの、お金が。ううっ。


閑話休題。


冴えない男、彦馬の元に嫁いできた(実は潜入)織江がくノ一。発想が面白い。くノ一って初めはさほどピンと来ないんですよね。何故彦馬の元にくノ一が?と疑問に持ちますし。でも読み進めていく内にじわじわと出てくる彦馬と織江の人柄が魅力的で面白くなってくるんです。文章も読みやすいですし、のんびりとした作風が良い味出てます。


1巻はまだ完全に序章。ストーリー的には全然進んでません。ようやく物語が始まる、といったところで終了。けれど次巻が読みたいと思われるのは登場人物が魅力的だからかな。




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翼を継ぐ者シリーズ第2巻。


紋章貴族リンドヴァル公爵家の継承者として生きることをリディアは決意した。その目前に“火焔の騎士”サイラスが現れ、彼女を連れ去ろうとするが、オズと “騎士”の契約を結ぶことで辛くも逃れる。背後には、国策―隣国への侵攻か、和平かを巡り対立する諸公の思惑があった。リディアの判断によって国の取る道 が決定してしまう。その重圧に耐え、最善の解を模索する彼女に、さらなる刺客が襲いかかる!


裏表紙より


一巻同様、さくっと終了。やっぱり読みやすくて良い。今回でようやく登場人物も定着してきました。主人公であるリディアがいろんな物事に翻弄されながらも考える姿が印象的。ジョナスのシーンは泣けました。同じ立場での公爵との対面も良い刺激になり、彼女がどんな公爵に成長するのか今からとても楽しみ。オズに引き続き、二人目の騎士ノエルも登場し、後もう一人は果たして誰なのか。順当に行けばジェラルドなのか。


しかし、ルーベンス公爵が酷い。腹は立つが、いくら何でも底が浅すぎる。紋章なかったらただの穀潰しじゃないかとイライラ。生まれたときから公爵という立場であれば仕方ないとは思うが・・・もっと周りの教育係達何とかしとこうよ。それともあえてあんな感じにしたのだろうか。上手く使いやすい駒のように扱うために。いや、トラレスは完全にお飾りにしているからなあ。領地の運営に差し障りがないようにとか。・・・まあ、蛙さんは放っておいて。
リディアはまだ会っていませんがベルゼルト公爵も登場し、今回で公爵4人全員登場。個人的に一番好感触はフォシェル公爵。腹黒らしいですが、そのくらいじゃないと公爵なんてやっていけないだろうと思うので丁度良いかな、と。ちょっと意地悪でしたが、リディアの成長には欠かせなかったと思うのですっきり。


そしてジュリアン。いくら何でも単刀直入に、しかも廊下で話す内容ではないだろとか思わずつっこみを入れてしまったのは私だけ?でもあの機会を逃したらそう簡単に執務室にも入れないだろうから仕方ないのかな。今後彼がどう動くのか。そして、リディアにいつ化けの皮が剥がされるのか楽しみだったり。ただ信頼していただけにショックも大きそうですが。その時はオズに優しく慰めてもらえばいいよ(笑)


今回ももの凄く良いところで終わってしまいました・・・!紋章の謎はまだ全て解き明かされていないので、最後の展開が気になる。果たして次巻発売はいつになるのか・・・。1巻の初版2009年の10月25日。2巻の初版が2010年2月25日になっているので、4~5ヶ月くらい?待つとして、6月か7月くらいに発売なのかな。今から楽しみ。




【翼を継ぐ者】シリーズその他の感想
契約の紋章 - 翼を継ぐ者〈1〉



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翼を継ぐ者シリーズ第1巻。


健康が取り柄の平凡な少女リディアは、シュルベル王国の小さな農村で育った。今の心配は収穫祭に着ていく服のことと、腕にできた〈痣〉のこと。戦争が始ま るという噂も遠い出来事でしかなかった。ある日、村に他領の騎士が乗り込んでくる。〈痣〉は主家の継承者の証であり、自分たちはリディアを迎えにきたとい うのだが・・・。
剣と策謀渦巻く異世界ファンタジー、開幕!



裏表紙より


初、九条菜月さん。C・NOVELSの本はよくサイトでチェックするので、既刊本で「 魂葬屋奇談」「ヘクセ」と名前だけ他の作品も知っているのですが、気にはなっているもののまだ未読。


王道異世界ファンタジー。展開が早く、さくっと読み終わりました。え、まさかここで終わり?続きがもの凄く気になる終わりでした。ただ、展開が早いのは読みやすくて良いのですが人が多すぎて整理できない。登場人物紹介欄もありますが、結構乗っていない人も多いのでそこが少し不満。なんども登場人物欄見直しましたが覚えきれない・・・。
イラストも好みですし、紋章の謎や3人の騎士について、領主としての責務、他国との戦争や陰謀が気になるところ。そしてどうオズが関わるのかが楽しみ。



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ナポリ
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女性
自己紹介:
のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
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