忍者ブログ
超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
[10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





[タイトル] ウィズリホープ学園
 
[制作] 
[ジャンル] ファンタジー育成恋愛SLG
[ツール] NScripter
[1プレイ] 1~2時間
頒布日] 2009年8月2日
[値段] 1300円
[配布形式] ダウンロード販売
[攻略対象者] 生徒7人+先生7人+その他3人=17人
[END数] 36


[あらすじ]

ジョフィティア王国、クールンス公国、二つの大国の国境いに位置する広大な森の奥に、あらゆる国家いかなる組織も属さない永世中立自由機関、ウィズリホープ学園という冒険者育成学校がありました。冒険に必要な基礎技術から剣技に魔術を総合的に修行できるこの学園のレベルは高く、過去に偉大な冒険者を何人も輩出しています。そのため冒険者を目指す若者にとっては憧れの学園です。
あなたはこの学園の新入生(人間・♀・15歳)です。一年間、剣や魔法の修行をこなしつつ気になる人のハートをゲットしてください。恋には目もくれず修行に明け暮れ大剣士や大魔術師を目指すというのもありです。
コンセプトは「ベタ・王道・お約束」(ポロリもあるよ)。


(制作者サイト様より)

 

[画面サンプル]※制作者サイト様より
 
w-sump14.jpgw-sump18.jpg









 


[感想]

実は、此処のサイト様の「モンプチ」がものすっっっっっごく好きなんです(キパッ)
モンプチではまり、次作がシェア。今まで一度もシェアゲームは買ったことがなかったのですが、イラストも好きで、ストーリーも気になるところだし(ポロリって! 笑)、これは買うっきゃない!と腹を据えて初、シェアゲーム購入。
買ったのが確か2009年の12月後半くらい。のんびりとプレイして最近ようやくコンプリートしました。時間は計っていなかったので分かりませんが、かなりの時間をかけたと思います。


主人公の性格がつぼりました。悪気がないが、つっこみが辛辣で逞しい女の子です(笑)また、各種エンドが他のエンディングとも符合しているので全部クリアすると、学園がどんな状態にあったのかが分かり、より世界観を楽しめます。恋愛面は各種キャラクターにより甘さは違いますが、どのエンドも楽しかったです。個別エンドも好きですが、実は職業エンドが好きだったり。主人公の成長ぶりがたっぷり楽しめます。


ストーリーもさることながら、おまけがすごく充実しています。CG・音楽モード、各種コンプリートおまけに、その他色々おまけの部分がすごい良い。エンディングその後まであるのでこのエンドの後どうなったの?!と気になりまくる私にはとっても嬉しかったです。また、サブキャラのキャラクタープロフィールまで完備。マイナー派な私にとってサブキャラのプロフィールはかなり嬉しかったり。それと、スチル数が120枚(差分含めるともっと)。美麗なイラストをたっぷりと見られます。それに背景も一枚一枚手書きで精密に描かれています。また、CGページでイラストを見た後に各キャラクターが呟きます。


システム面もクイックセーブ&ロードがついているので良好。セーブページも一つのページに8箇所有り、それが10ページあるのでセーブ数はかなり多いと思います。それと驚いたのが会話が親密度+意識度によって微妙に変化すること。会話もかなりバリエーションがあって楽しかったです。
こんなに盛りだくさん&充実した内容で1300円はお得な買い物でした。買う方は是非ともコンプリートしてもらいたいです。
制作サイト様には無料の体験版もあるので気になった方はそちらをどうぞ。

※長くなったので各キャラクターについての感想は続きにて※



[攻略]

攻略はゲーム内にもヒントがありますが、制作サイト様にも答えが載っています。それとmarinさんが作られた所で完全攻略があります。見やすく、私も沢山お世話になりました。制作サイト様にもリンクが乗っているのですが、一応載せと来ます。

ウィズリホープ学園攻略(制作サイト様)
コンプリートガイド(marinさん)



 
[各キャラクターについての感想]は続きからどうぞ



拍手

PR


舞姫恋風伝シリーズ第3作目。


慧俊が愛する后の愛鈴は、貧しい出自のため貴族達に疎まれていた。帝である慧俊への様々な不満の矛先を后に向け、毎日イヤミを愛鈴に言いに来る貴族の奥方 達が出現する中、愛鈴の故郷の村から来た庭師見習いの子維は、自分は愛鈴の元婚約者だと宮廷中に触れ回る始末で。そしてついに、奥方達が愛鈴を陥れようと 悪巧みを計画するが、それは悪巧み以上のものとなり…!?愛と野心が舞う宮廷ラブロマン。


裏表紙より


今回は、愛鈴の元婚約者を名乗る幼馴染がでてきますが、 前回の愛鈴の弟といい今回の幼馴染といい、かなり自分勝手というか・・・。私的には弟君よりも受け付けないキャラだなあ。本当に自業自得だこの幼馴染み。少しは周りの反応から気付こうよ、おかしいことに。そしてそれとなく人に聞いて自分の立場を考えようよ。・・・いや話進まないか。 最終巻ということでできれば慧俊と張れるような強い恋敵が見たかったのですが、 そんなキャラ出たら大変なことになりますね。主に慧俊の行動が(笑)綺麗に終わらせるには丁度良かったのかなと。


最後の展開にはスカッとしました。愛鈴よくやったよ、本当!貫禄がないと后なんてやってられないだろうし(いや、そのままでも充分ですが)、何より自分たちがどれ程罪深いことを行ったのか理解できた奥方達に灸を据えられて良かったです。最後の舞のシーンも素敵でしたが子供が出来たと知り、「今・・・踊らなかったか!?」「踊りました」の掛け合いに笑いました。声を荒げる慧俊も見られて満足です(笑)そして酔って佳葉に絡んでいる慈雲も可愛かった。


3作目、ですが実質本編最終巻。次巻は番外編らしいのでこれで物語が終わりかと思うと悲しいです。本当、主役、脇役共に素敵なキャラクター達でした。他にも気になるカップルがいますが、そちらは番外編かな。もっとほんぺんが続いて欲しかったですが、綺麗に終わったのでこれはこれで良し、なのでしょうか。早く番外編も読まないと。




【舞姫恋風伝シリーズ】その他の感想
第1作 「舞姫恋風伝」
第2作 「舞姫恋風伝―廃城の反乱」



拍手



精霊の守り人の漫画バージョン。


原作、アニメと見てきて漫画。正直手に取るか迷いました。好きな小説を漫画に描き下ろすと大概肌に合わず(例外もありますが)、小説のイメージが崩れて読む気が失せることが多いです。特に守り人シリーズは個人的にもの凄く思い入れがあるので一入。初めは全く期待していなかったのですが、しかし、これは面白かった。


藤原カムイさんの画は読んだことがなかったのですが、カバーそでに書かれた言葉に惹かれました。それは『水』について。場面場面をじっくりと読み返し、水のシーンをじっくりと読んだのですが、水がなんてイキイキと描かれているのか!初めの田んぼの水に映った空の感じも好きですが、チャグムを助けるために川に飛び込んだときの水の表現!綺麗で感動しました。そして精密で繊細なタッチで描かれた背景と躍動感溢れる登場人物達。


キャラクター設定はアニメ版のものですが、原作の雰囲気をそのまま生かされ、また後半からは漫画としての色が出始め原作を壊さない程度のオリジナルが盛り込まれ読み応えがありました。原作を知り、その後の展開が分かっているにもかかわらず続きが気になる。




拍手



薬師アルジャン第1巻。想像以上に面白かった!


毒は使い方を変えれば薬にもなり、そしてさらに強い毒ともなる。幼い頃に体に毒を仕込まれ、奴隷として買われた先で出会った王女、プリムラ姫。愛おしいプリムラ姫にその毒性故に触れることすら構わないアルジャンと、王女として国を導く重責背負うプリムラ姫の物語。


想像していたものがほのぼのだっただけに切なく、そして心に響く物語だった。初めは王女のプリムラ姫が性格的に合わず、微妙にいらっとしながら読んだんですが最後まで読み終えたときには好きになりました。1話事に成長していく姿は良いですね。ただ、王女として「食べ過ぎ」で薬師呼びまくるなよとつっこみどころ満載でしたが、シリアスなストーリーからコミカルになる話の転換は好きです。


一方主人公であるアルジャン。彼好きだなあ。「己」の毒と「心」の毒と戦うアルジャン。ひたむきな所や懸命に慈しむプリムラ姫のためにそんな様々な毒と闘う決意を固めていく姿は呼んでいて小気味良い。そして少しずつ一途な彼の思いをくみ取っていく2人がいいです。ただ、表紙の彼と本編の彼。どうにも印象が違うな。まあ、別に良いのですが。


個人的に王様が良いキャラしていると思う。アルジャンを利用し、試す様はまさに為政者。一癖も二癖もないと王様なんてやってられない。この腹黒さ、いいですねえ。そして娘の前では甘々で親バカ。両方ともしっかりと使い分けている辺り流石。ただにっこりと笑顔で恐喝とかしたら怖いな。アルジャンに対しての言動には思うところがあるけれど、元奴隷で逃亡者。これだけですんだだけましなのかな?


絵柄はちょっと独特で好みが別れるかな。シナリオも練ってあり、切なくも温かく、苦しくも楽しい。そんな読み応えのある一冊でした。




拍手



「バッカーノ!」第7巻。


ティムは過去を捨てた男だが、兄を忘れた事はなかった。ダラスはどうしようもないチンピラだが、妹だけは護りたかった。クリストファーはとてつもない変人 だが、なぜか自然を敬っていた。『葡萄酒』は最強最悪の殺し屋だが、マジで婚約者を愛していた。刃物使いたちの死闘に呼び寄せられたキレた奴ら。血の雨が 止む時、雲間から覗く陽光を浴びるのは誰だ―。


カバーそでより


上巻から続いた物語の収束。やはりチックとマリアの物語が良かった。マリアが己の信念の元に力を行使し、乗り越えたところはマリアよくやった!と心底喜んだ。しかしロニーさんも粋な演出をしますね。またチックとタック(ティム)の「気付いてたのかよ、兄貴!」と普通にタックが兄貴と呼んだところで和んだ。やっぱり血は見えないところで繋がっているからか。兄としてのチックの姿は格好良かった。チックは上巻からだが、かなり印象が変わった。チックとタックの兄弟愛が和む。最終的に幼い頃の誤解も解け、果たしてタックはどうするのか。今後の活躍に期待したい。


そして、上巻からの登場人物に加え、ヒューイの部下「吸血鬼(ラミア)」も参戦。そして徐々に1カ所に集まり物語が一気に進む疾走感!絡み合う思惑や行動理念。やはりこれがバッカーノの醍醐味だと思う。


しかし、ラミアのクリストファーはやばいな、と思いつつもフィーロって編なのに絡まれることが多いな。いや、嫌いじゃないが。むしろもっとやれ!と言いたいところ。それにしてもミリアとアイザックがしでかした狂言誘拐があんな形で実を結ぶとは。予想外。ここで久々に登場したダラスがあっけなくフィーロにのされるのもお約束。ビル上部での戦闘は何度読んでも面白い!そしてやはりクレア無双なのがいい。しかしロニーさんが出てくるとチート過ぎてどうも・・・・・・彼には完全に傍観者でいてもらいたい。多分、傍観者でいるのだろうけれども。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」
第2作「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad」
第3作「バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad」
第4作「バッカーノ!1932―Drug & The Dominos」
第5作「バッカーノ!2001―The Children Of Bottle」
第6作「バッカーノ!1933〈上〉THE SLASH クモリノチアメ」



拍手



「バッカーノ!」第6巻。


鋏使いのチックは無邪気に人を斬る。見えない“絆”がどれだけ傷みに耐えられるかを確かめる為に。刀使いのマリアは陽気に人を斬る。この世に斬れないもの など無い事を信じる為に。槍使いのアデルは慇懃無礼に人を斬る。ただ存分に暴れたいが為に。ナイフ使いのシャーネは無言で人を斬る。自分の仲間を傷つける 者を排除する為に。刃物使い達の死闘は雨を呼ぶ。それは、嵐への予兆―。


カバーそでより


今回は『1932―Drug & The Dominos』でちらっと登場した拷問魔チック、そして同じく『1932~(以下略)』にて登場した殺し屋マリアがコンビを組み、登場。何だろうこの2人の会話は物騒極まりないというのに何故かほのぼのとした印象が強い。ナイスコンビ。彼らの過去話からはじまり物語はまたもや多くの人物を巻き込み下巻へと続く。


ついに海の底から陸へと引き上げられたダラス。ラッドとダラス。どちらも似たようなことをしでかしているというのにダラスのクズッぷりは。といっても妹のイブにだけは違った一面を見せるのですが。そんな不死のダラスに加え、新たにヒューイの部下、「妖怪(ラルウァ)」が介入。そしてジャグジー一味やアイザック&ミリア、マルティージョファミリーのロニーにエニスを交えての話し合いとは到底言えない群像劇。


また、今回は様々な刃物が交錯し、壮絶な斬り合いになるもまだ本番ではない辺りがいい。また、その斬り合いをあっさりと止めたロニーさんも明らかにあいつだろ!と5巻でのエルマーの願いと仄めかされた内容に符合する。バッカーノは年代事に読むより出版順に読んだ方が面白いと思う。大抵前巻に伏線が敷いてあるので。


それにしても相変わらず上手いなあ。いろんな勘違いや思惑が交差し、上巻顔見せといったところ。下巻はさらに面白くなりそうな予感。殺し屋(というよりも刀使いの方がしっくりくるかな)のマリアもいいキャラだがやっぱり鋏使いのチックが上巻では一番魅力的かな。良いキャラしてる。勿論、ロニーさんも良いんだけれども彼はあくまでも傍観者としての位置づけ。本筋に介入すると大変なことになるので。


そしてついに腰を上げたヴィーノことクレア。彼がどう動き出すのかも楽しみなところ。しかし残念なところ、といえばクレアとシャーネが既に出会ったことが前提で物語が進んでいること。是非とも何があったのか知りたい。


ちなみに今回から登場人物紹介欄が出来ました。わかりやすいんだけれども、ダラスの欄。人間のクズとあっさりと書かれている辺り何だかなあ。言い得て妙なんだが文字で書かれると事実なだけに悲しいな、ダラス。




【バッカーノ!】シリーズその他の感想
第1作「バッカーノ!―The Rolling Bootlegs」
第2作「バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad」
第3作「バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad」
第4作「バッカーノ!1932―Drug & The Dominos」
第5作「バッカーノ!2001―The Children Of Bottle」



拍手



舞姫恋風伝シリーズ第2作目。


かつて貧しい村から売られてきて、貴族のお嬢様たちにこき使われる妓女だった愛鈴は、様々な困難を乗り越え、猿国第三代目の新帝・慧俊の后となった。政務 に励む慧俊を支え、后としての役割を頑張る一方、慧俊に甘く愛される幸せな日々を送っていた。そんなある日、宮廷から愛鈴が消えた。新たなる陰謀か…!?そして慧俊は、愛鈴のために、国のために立ち上がる!大人気のドラマチックなスィートロマン。

裏表紙より


さらっと読めて面白く、相変わらず甘甘な2人。一応前巻で完結でしたが、好評につき続編。確かにこの王道ラブストーリーは好きになるよなと納得。さらっとしていて読みやすく、重すぎず軽すぎない辺りが好きなんですけど・・・。


ただ今回は裏設定による実は愛鈴は○○の末裔という設定が出てきて、またその弟君が誇りに思っている、とのことで帝に反発する人達に利用されてしまうのだけれども、どうにも慧俊が聡明すぎて弟君が世間知らずの馬鹿のように見えてしまう辺りが悲しかった。それと、いくら身内だから、利用されただけだったといってもその程度の処罰で良いのか!?と突っ込んでしまった。本当なら流罪とか刑務所に入る等な気がするのだが・・・。それとも後でちゃんとした罪を償わせるのか・・・。うーむ、その辺もうちょっと詳しく書いて欲しかった。でも政治方面を抜きに、恋愛方面を見れば前巻よりもらぶらぶっぷりが増しました。やっぱり王道物はいいです。


そして、やはり目につくのはサブカップル達。佳葉が今回格好良すぎる・・・!同じく、愛鈴も活躍したのですがまさかあんな所で暗躍するとは・・・佳葉、肝座ってるな。慈雲も愛されているなとしみじみ。そして、前巻ではぼろぼろだった慧俊の弟、昇貴。2人そのその後合っているシーンは正直和みました。少しずつ和解していく姿は読んでいてホットしました。前巻で今後は仲良くなって欲しいと願っていた矢先のことだったのでなおさら。また、どうにも侍女さんと良い感じじゃないですか。こっちももう少ししたら固まるな、楽しみといったところ。どうにも既に主役2人はラブラブなので周りに目が移りがち。勿論主役2人も好きなのですが、サブカップルも良いなあ。




【舞姫恋風伝シリーズ】その他の感想
第1作 「舞姫恋風伝」



拍手



舞姫恋風伝シリーズ1作目。


明るい愛鈴は帝たちのために舞う妓女見習い。不作の年に家族の生活を助けるため売られてきた。月の輝くある夜、太子殿下の慧俊に出会う。慧俊は帝の後継者 争いに巻き込まれていて。一方愛鈴は、貴族出身の妓女仲間にこき使われる毎日。そんな二人はやがて運命の激流に巻き込まれていく。愛鈴が幻の舞『雪月梅 花』を慧俊のために舞ったそのとき…!!ときめきのドラマチック・ロマンファンタジー!!


裏表紙より


先に桜嵐の方を読んでいたのでこっちも、と思い読んでみました。想像した以上に甘甘でした。その割に肩凝らずにさらっと読めるので読みやすくて好きです。


相手方から好きだとひしひしと伝わりつつも傍にいるだけでいい、でも会えない時間は寂しいと健気な愛鈴が可愛らしい。愛鈴と慧俊も上手くいき、もう片方のカップルもおさまるところにおさまったので実にすっきり。


勧善懲悪な展開なので最後の展開にはすっきりとしましたが、もう少しお話が長ければ兄と弟が和解する展開も見たかったかな。 後、政治的な駆け引きのシーンと舞に対する描写が個人的には物足りないかな。それと愛鈴に対する妓女たちの反応で最後に「まさかあの愛鈴が…!」的な場面もあったら直すっきりしたんですけど(笑)ただ元々1巻で完結予定の本だったようなのでこの展開がベストなのかな?とも思ったり。


久々に王道ラブストーリー読みました。恋愛書くの上手いなー。重すぎず軽すぎない辺りがいいです。甘いのが読みたくなったら再読決定。




拍手



桜嵐恋絵巻シリーズ2作目。


源雅遠と詞子姫は、互いを宝物のように想う仲。ただその想いは周りには秘密。なぜなら雅遠は左大臣の子息で、詞子は右大臣派中納言の姫君と、家同士が犬猿 の仲なのだ。そのうえ詞子は、呪い持ちの姫として皆から疎まれていた。ある日、雅遠の乳兄弟・保名が二人の想いに気付き、同じ頃、雅遠は盗賊に襲われてし まう。保名は呪い持ちの詞子のせいだと責め…。やがて雅遠は詞子を守るために、ある決心を固める。

裏表紙より


雅遠によって少しずつ「幸せにはなっていけない」と思いこんでいる詞子の態度が軟化してきてほっとしていたのもつかの間新たな事件が勃発。雅遠の乳兄弟「保名」が雅遠の不可思議な行動に気づいて尾行し、どこに行っていたのかがばれてしまい詞子を責めて・・・。保名の行動は雅遠のことを気遣った結果ではあるものの、やっぱり少し悲しいかな。でも良い方向に進んだようだし、何より葛葉とくっつきそうなのでそちらも楽しみかな。


そして、詞子が琴を取りに実家に乗り込んだ場面は格好良かった!本来なら自分の立場だった物なのにものだけれど、雅遠と出会えたからいいといってしまう詞子がやっぱり健気で可愛らしい。今回で互いに少しずつ前向きに進み、雅遠も仕官が決まり今後の出世や政治背景がどうなるのか気になるところ。早く2人の状況が改善されて欲しい。




【桜嵐恋絵巻シリーズ】その他の感想
第1作 「桜嵐恋絵巻」



拍手



桜嵐恋絵巻シリーズ第1巻。


二条中納言家の詞子姫は、鬼を呼ぶ姫と皆から疎まれ、16歳で無実の罪を着せられて白河の別邸に移される。そんな詞子が美しい桜に惹かれて庭に降りると、 そこには長身で黒目が印象的な源雅遠の姿が…!詞子は見ず知らずの公達に姿を見られたと落ち込むが、詞子の可憐さに心を惹かれた雅遠は、思わず詞子に菫の 花を贈る。様々な思惑が渦巻く京の都で、生まれたばかりの恋は…!?
ときめき平安ラブロマンが始まる。


裏表紙より


平安ロマンスが読みたかったので手に取りました。
雅な遣り取りが苦手な雅遠と幼い頃のある事件のせいで鬼姫と呼 ばれている詞子の話。健気な詞子がとても可愛らしい。詞子の生い立ちを考えると雅遠の強引さが丁度良く、これからが楽しみ。雅遠は周りにはできが悪いと思 われているけれど、これから才能を開花させるのかな。その辺りも楽しみ。平安物だからか恋愛面はゆっくりかな。このくらいのんびり恋愛は読んでいてニヤニ ヤが止まらなかったり。早くくっついて!と思いつつもまだ焦らして欲しいと思ってしまいます。


敵、というか互いに妹、弟たちが立場を揺るがしているという境遇も似ており今後の展開が気になるところ。しっかし、呪われ、仕方なく(むしろ喜んでか?)妹と詞子の立場を入れ替えたからといっていくら何でも父親の態度はないなあ。既に母も亡くなり親類の後ろ盾のない彼女に対しての境遇が・・・何故妹の言いなりなのだ父親よ。それこそ平安時代に呪われるということがどれ程の影響力を持っていたのか時代背景が伺えることではあるけれど。そこが悲しい。


まだはじまりですが、お互い政治的 には敵対勢力の娘、息子な為どう結婚までこぎつけるのか今から楽しみ。と同時に詞子の頑なさを雅遠がやんわりとほどいていってくれたらいいな。




拍手

カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア

最新CM
[01/15 NO NEAM]
[11/05 マウス]
[09/28 りん]
[04/15 りん]
[09/03 めん]
最新TB
プロフィール
HN:
ナポリ
性別:
女性
自己紹介:
のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) ココナポリ All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]