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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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レディ・ガンナーシリーズ、第4巻上巻。


「あんな《役立たず》を誘拐?」 仕事を失って浮かない顔のダムーたちの前で、突然ヴィンスが連れ去られた。追いかけてみると、犯人はエルディア王国の大貴族。命を狙われている王子の身代わりになってほしかったのだという。そんな勝手なと思いながらも、金のない用心棒四人組はOKするのだが・・・・・その頃キャサリンもこの王家の奇妙な風習に悩まされていた。シリーズ屈指の理不尽な事件に、信念のお嬢様、キャサリンの怒りが大爆発!?


裏表紙より引用


シリーズ第4作目で上中下巻の上巻。個人的に4作目がレディー・ガンナーシリーズの中でも1・2を争うくらい好きな話です。これまでは異種人類との人種差別がテーマになっていましたが、今回は性差別が問題。舞台であるエルディア王国、王家の習慣や風習は本当によく練られている。ファンタジーでライトノベルですが、社会問題について考えさせられる物語。


レディー・ガンナーことキャサリンが国を飛び出し、隣国のエルディア王国へ。闘技場では相変わらずキャサリンの口上が見事。何処にいてもぶれない彼女が嬉しい。そして堂々と獅子に向かって銃口を向ける姿は圧巻。挿絵が格好良すぎます。そして出会う妃8家の一つマラカム家のフェルナンドへの平手一閃は実に痛快。キャサリンに対して圧力をかけてくるマラカム家への対応が凄すぎる。14歳でこの対応。キャサリンが年頃になったら本当に素敵な女性に成長すると思う。


そして、今巻も異種の族長たちとお嬢様の親交が深くなっていくのがいい。白頭鷲を保護し、鷲を迎えに来たのが〈獅子〉の族長シルヴァ。しかも後日お礼と話をしに来たときには〈狐〉のコーネリアスと再会。外伝を読んでの再読なので、シルヴァが本当に成長したなあとつい思ってしまう(笑) 早くドーサさん登場しないかな。


いつも思うのですが、茅田さんの作品は本当に終わり方が上手い! 用心棒達と再会した後には驚愕の事実が判明し、え、ここで終わり? と思わず思ってしまう。しかも用心棒達の「お嬢さんそれは言わない約束なんだぜ」と言わんばかりの溜息というのがシュールすぎて思わずにやり。さ、続き続き。




【レディ・ガンナーシリーズ】感想
第1作 「レディ・ガンナーの冒険」
第2作 「レディ・ガンナーの大追跡〈上〉」
第〃作 「レディ・ガンナーの大追跡〈下〉」
第3作 「レディ・ガンナーと宝石泥棒」
レディ・ガンナー外伝 そして四人は東へ向かう


[茅田砂胡]その他感想

【デルフィニア戦記】感想
デルフィニア戦記外伝2 コーラル城の平穏な日々



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
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