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超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
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時代小説、「妻は、くノ一」第6巻。


織江が実の娘であることを知った松浦静山。だが静山は、織江にそれを知らせぬまま、ひそかに守りつづけることを決意する。一方、織江は江戸の市中に潜み、 母の死、そして一生追われ続けるという過酷な運命に打ちのめされ、酒に溺れる日々を送っていた。時には死すら、頭をよぎる―。そんな織江を捕らえるため、 新たな刺客が放たれた。「夜に溶ける」と噂される不気味な忍の正体とは? 大人気シリーズ、緊迫の第6弾。


裏表紙より引用


前巻、衝撃の事実と第殺劇にて襲撃したその後、果たしてどんな話になるのかと楽しみにしながら手に取った。やはり、織江の父親は静山公だったんですね。しかもそれを知らせずに密に織江を守ろうとする辺りが静山公らしい。


今回も事件を彦馬が少しずつ解決しながら物語は進む。突然金遣いの荒くなった商人の謎や幽霊事件、巨石につぶされた 老人の秘密を見抜いたりと相も変わらず忙しい日々を過ごす彦馬。そして、そんな彦馬に影響されたのか織江も潜伏先での謎の事件を解決する。暫く会っていないのに似たもの夫婦なふたりに少しほっこり。前巻が殺伐としていただけに嬉しいです。果たしてふたりはいつ再会するのか。そして再会したら終劇、というオチは勘弁して欲しいところ。


それと同時に今回はひやっとした場面が。織江の母・雅江の墓に見張られているからやめろ、という静山公の言葉は分かっていたが一度と彦馬が墓へ。良くも悪くも鳥居耀蔵がそこで墓参りをしていたおかげ?で墓地には入らなかったもののそこで見張っていた宵闇順平に身元がばれ、しかもここには織江が来るかも知れないと監視される。偶々川村が出ていたおかげで事の次第は発覚していない物の、彼が「妻恋町にひそむ」と伝言を頼んでしまっている辺り次巻以降どう話が動くのか。


そして、そんな長屋に織江が・・・・・・。そこで宵闇順平の居場所が判明する理由に悲しくはなった物の、最後には織江は殺されそうになる、というところでまさかの加勢。しかも加勢したのは彦馬の養子・雁二郎。実は雙星家は表と裏があり、雁二郎は裏。しかも忍びとは。確かに14歳が33歳に見えるという設定に笑いながらも首をかしげていた節があるので分からなくもないけれど、正直それってどうなのとちょっと微妙な印象。うん、まあ、面白いから良いんだけどね?


個人的には船に乗った彦馬の操舵術が褒められ、若い侍が目を輝かせていた描写が好き。彦馬の海に出る姿をもっと読みたい。今後、静山公が作るという幽霊船にて増えそうかな。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」
第2作 「妻は、くノ一 (2) 星影の女」
第3作 「妻は、くノ一 (3) 身も心も」
第4作 「妻は、くノ一 (4) 風の囁き」
第5作 「妻は、くノ一 (5) 月光値千両」



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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