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時代小説、「妻は、くノ一」第9巻。


度重なる刺客との戦いに、織江は疲れを感じていた。彦馬を好きでなくなれば、一人で逃げ切れるかもしれない。切ない想いに動かされ、織江は自らに心術をかける。「あれは一時の気の迷い。恋なんてすべていつわりなんだ。幻なのさ・・・」。そんなある日、織江は妻恋坂下で呼び止められる。相手はなんと、幼馴染みの くノ一、お蝶。彼女は果たして刺客なのか? 一方彦馬は、静山の指示でついに江戸を離れることに――。激動の第9弾!



裏表紙より引用


いよいよ物語も佳境に突入。ただ、物語が進んだため、いつもの日常ミステリーは少し小粒気味。織江と彦馬のすれ違いの愛もそろそろ終盤。彦馬を想わなければこんな辛い思いはしなくても良い、彼が刺客に狙われずにすむ考え自身に心術を施そうとする織江が切ない。


そんな織江とは裏腹に、静山公の指示の元、遠く長崎に行くこととなった彦馬。彼が子供達との別れに贈った「元気を出そう!」が心に染みた。発売は12月だったが、今この時期に読んだだけにその想いも一入。また、風野さんが福島生まれだとなおさら・・・。また、初めて彦馬が織江が静山公の娘だと知り、さらには雁二郎の話まで。密に次に雁二郎と会うときの彦馬の反応が楽しみだったり。


そして、織江に執着し暴走する鳥居と川村。川村はお蝶を使い、戻ってくるように説得するも失敗し、最後は己で織江と向き合うことに。反対に鳥居は織江を手に入れるためのシナリオを描き、時の将軍家斉に取り入り四天王を連れてくる始末。何故そこまで自分の策を信じられるのか・・・そこまでして手に入れた女をあっさりと上様が手放すとは思わないのだけれども。


川村の命令で動き始めた幼馴染みのお蝶。久々の登場が敵同士とならなかったのは良かったが、まさかあんな事になってしまうとは・・・。また、今回は出番が少ないながら雁二郎が印象的。まさかのどんでん返し。流石雁二郎。いつもながら驚かされます。


久々に彦馬が織江の存在を「目にした」ところで最終巻。静山公、鳥居耀蔵、川村真一郎、そして織江と彦馬がどう動くのか。ぼんやりと最後までの道のりは見えた物の、果たして織江と彦馬にハッピーエンドは訪れてくれるのか。最終巻が今から楽しみ。




【妻は、くノ一シリーズ】その他の感想
第1作 「妻は、くノ一」
第2作 「妻は、くノ一 (2) 星影の女」
第3作 「妻は、くノ一 (3) 身も心も」
第4作 「妻は、くノ一 (4) 風の囁き」
第5作 「妻は、くノ一 (5) 月光値千両」
第6作 「妻は、くノ一 (6) 宵闇迫れば」
第7作 「妻は、くノ一 (7) 美姫の夢」
第8作 「妻は、くノ一 (8) 胸の振子」



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のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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