忍者ブログ
超雑多感想所。お暇なときにでもお立ち寄り下さい♪ 感想はネタバレしています。まだ読んでいない、プレイしていない方はご注意を!
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


[タイトル] 忘れられた約束

[制作] probannesor.jpg
[ジャンル] 伝奇サウンドノベル
[ツール] 吉里吉里2/KAG3
[プレイ時間] 各ENDにより異なる
[END数] 28

[あらすじ]

大学二年になる春、桜が満開に咲き誇る中雪が降った日、水上弥依(デフォルト名;変更可)は、見知らぬ青年の夢を見た。
「私は、この人のことを知っている?」
懐かしさを感じながらも、思い出すことは出来ない。
そして、その日以来、弥依は奇妙な夢を見つづけることになる。


(制作者サイト様・忘れられた約束紹介ページ、あらすじより引用)



[画面サンプル]


2011y04m29d_180605687.jpg2011y04m30d_195028053.jpg










[感想]

蒼穹の時計、東雲朔也さん(イラスト=九嵬りくさん)による乙女向きゲーム。
ジャンルは乙女向きになっていますが、一般伝奇サウンドノベルとしても楽しめる作品だと思います。

以前全コンプしたのですが、久々にしたくなったので新しくダウンロードして再プレイ。現在サイトを休止され、ブログ運営に変わられていましたが、再ダウンロードが出来たので良かったです。

何度プレイしても面白い作品。[輪廻転生](ネタバレ反転)を題材としており、繰り返しプレイすることで変化し、一連の時系列を把握することが出来る。じわじわと判明していく事柄がいろんな所とリンクし、前世のことが分かり始めると、これが此処に繋がるのか!]と面白さに拍車をかける。


※攻略のヒントは続きから※




拍手

PR

2011y04m30d_114421976.jpg








今日、2本目のグリムスが大人の木に!


1304131263_01171.jpgかなり更新しない日が多かったので295日かかりました。

今回はこんな木に →
もこもこした不思議な木に成長。

ちなみに、ブログ更新しなかった間に1本目が内モンゴル自治区に植林されていました。

こうして大人の木になると、世界のどこかで植林がされる。そう考えると楽しくて仕方がなかったり♪ 10日後には新しい苗になりますが、今度はどんな木になるのか今から楽しみ!




ついでに2本目の成長期&季節のグリムス。
ブログ更新はしていませんでしたが、写真取るだけ取っておいたり(笑)

途中からヘナッとしてますが気にせずに。


1282966922_02849.jpg1283518601_07690.jpg














グリムス3周年&自分も誕生日↓


1285908264_03225.jpg1286931339_08540.jpg1287042623_08172.jpg














2010年ハロウィン↓


1287985597_01081.jpg1287993808_06712.jpg1288006563_09271.jpg














2010年クリスマス↓


1293260558_07090.jpg1293288911_04145.jpg














2011年お正月↓


1294298002_03206.jpg1293891716_07066.jpg














2011年バレンタイン↓


1297382542_08584.jpg1297149536_04716.jpg1297169119_03131.jpg














2011年ひな祭り↓


1299317032_05131.jpg1299154000_05247.jpg

















拍手



東京バンドワゴンシリーズ、4作目。


戦後直後の東京。華族の娘、咲智子は父親からある文章が入った〈箱〉を託される。それを狙う敵から彼女の窮地を救ったのは、堀田勘一という青年だった。古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家で、咲智子はひと癖もふた癖もある仲間たちと出会い、敵に連れ去られた両親の行方と〈箱〉の謎を探るために奮闘する。いつも皆を温かく見守るおばあちゃん・サチの娘時代を描く人気シリーズ感動の番外編!!


裏表紙より引用


いつも温かく語り始めるおばあちゃん・サチさんの娘時代の話、との事で以前から文庫化を楽しみにしていました。


いつも和やかで穏やかな東京バンドワゴン。今作は番外編とのことで殺伐とした戦後の中で、サチさんが「堀田サチ」となるまでの経緯と「機密文章」を巡るミステリーチックな物語。「東京バンドワゴン」草創期、ここにあり。


若き大お祖父ちゃんこと・勘一さん。前巻で流暢な英語を話すことが分かったのですが、日本語と英語の流暢な雰囲気のギャップが面白い。時代が変わっても個性的なメンバーなのは変わりなく、戦後の占領下の中でも東京バンドワゴンらしい過ごし方が素敵。ジョーさんやかずみちゃんも登場し、こういう仲間だったのかと納得。十郎さんの喋り方が我南人に移った件+才能関連の話には思わずにやり。それにしても東京バンドワゴン、どれ程の力を持っているのか。凄すぎる。


それにしても、サチさんと勘一さんにこんな過去があったとは、目から鱗。サチさんが勘一さんを一喝するシーンには痺れました。最後まで展開が読めず、最後の最後まで楽しく読了。旧作の登場人物や設定は描かれていないので、前作を読んでいない方でも楽しめると思います。ただ、前3作での伏線も回収されているのでマイ・ブルー・ヘブンを読了後にでも読んでみることをオススメします。彼らのその後が分かってより一層楽しめます。




【東京バンドワゴンシリーズ】その他の感想
第1作 「東京バンドワゴン」
第2作 「シー・ラブズ・ユー~東京バンドワゴン~」
第3作 「スタンド・バイ・ミー~東京バンドワゴン~」



拍手



荻原規子さん、デビュー作・勾玉三部作、第1巻!


輝(かぐ)の大御神の双子の御子と闇(くら)の氏族とが烈しく争う戦乱の世に、闇の巫女姫と生まれながら、光を愛する少女狭也(さや)。輝の宮の神殿に縛められ、地底の女神の夢を見ていた、“大蛇の剣”の主、稚羽矢(ちはや)との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く・・・。神々が地上を歩いていた古代の日本“豊葦原”を舞台に絢爛豪華に織り上げられた、日本のファンタジー最大の話題作、待望の文庫化!


裏表紙より引用


文庫化を待って幾年。3ヶ月連続で勾玉三部作が文庫化し、発売され、読むのを今か今かと楽しみにしていたらこんなに日にちが空いてしまった(笑) 以前書いた記事にも書きましたが、荻原規子さんの本は「空色勾玉」が初めて。その分思い入れも一入の一冊。それにしてもこの作品がデビュー作とは知りませんでした。凄すぎます。


閑話休題。


物語は豊葦原を創造した神が人の世に降り立ち、治めていた時代。闇の一族・水の乙女でありながら輝の一族に憧れる「狭也」と輝の一族でありながら黄泉の扉を探し、闇の神に会おうとする「稚羽矢」。そんな2人が豊葦原の地でどう生きていくか手探りながら模索する物語。


様々な困難を乗り越えながら絆を築きあげていく2人。自分の立場に戸惑い、苦悩しながら、けれど水の本流の如く一度流れると始めると止まることのない狭也。そして狭也と出会うまで、「ひとり」でいる意味さえも知らなかった稚羽矢。


そんな彼が狭也を想うときの純粋な感情があまりにも真っ直ぐで眩しい。狭也を追って黄泉まで行く場面には鳥肌が立ちました。けれど、最後に祝言の意味すら知らない稚羽矢が稚羽矢らしくて想わず笑ってしまう。


人と神との垣根を越え、様々な思いが交錯し、入り交じり、紡がれていく物語は雄大で壮大。匂い立つような自然の風景描写が物語の視野を広げているように思います。登場人物達は個性的だけれども、活き活きと躍動感を持って生きているわけではない。けれど、日々の暮らしの描写が目に浮かぶ。


重厚ながら日本的で、女性的な柔らかさ清らかさを併せ持つ文章は読み応えがあります。「日本書紀」や「古事記」をモチーフとした和製ファンタジーを読んでみたい方にはお薦めの一冊。




【荻原規子】その他感想

【RDGシリーズ】感想
第1作 「RDG レッドデータガール はじめてのお使い」



拍手



時代小説「みをつくし料理帖シリーズ」、5作目。


季節が春から夏へと移ろい始める如月のある日。日本橋伊勢屋の美緒がつる家を訪れ、澪の顔を見るなり泣き始めた。美緒の話によると、伊勢屋の主・九兵衛が美緒に婿をとらせるために縁談を進めているというのだ。それは、美緒が恋心を寄せる医師、源斉との縁談ではないらしい。果たして、美緒の縁談の相手とは!? ――(第三話『小夜しぐれ』)。表題作の他、つる家の主・種市と亡き娘おつるの過去が明かされる『迷い蟹』、『夢宵桜』、『嘉祥』の全四話を収録。 恋の行方も大きな展開を見せる、書き下ろし大好評シリーズ第五弾!!


裏表紙より引用


待ちに待った最新作! 4巻を読んだその勢いで読み終えました。今巻は新しい事件が起こるというわけではないけれど、今後の伏線が詰まった巻だったように思います。


種市さんの過去「つる屋」の店の名前にもなっている「おつるさん」の過去に起こった話から始まり、吉原翁屋での宴席料理を作ることになり、そこでついに野江ちゃんこと「あさひ太夫」との刹那の再会、そして副題にもなっている「小夜しぐれ」での美緒の婚礼。どの話にも今後の伏線が見え隠れ。


種市さんの娘おつるさんの過去の話には胸に積もる物があった。敵を取ろうとする気持ちも分かるが、最後に敵である錦吾の息子と娘との姿を見つめた種市さんの心境はいかばかりか。思いとどまり、澪とふきちゃんと3人、つる屋に戻っていったのだろう姿がほろ苦い。


そして宴席料理での一幕。今は普通に店頭に並び、春の食材として気軽に買うことの出来る「菜の花」も江戸の当時は咲かせておけば、油となり小判に化けると食されないとは驚きました。といっても習慣がないのは江戸で、大阪では食べられていたようですが。その菜の花と宴席の最後に茶碗でほわりと芳香を匂わせる桜の塩漬け。春ですなあ。


心温まる趣向は宴席に出席した人々の心を和ませたようで良かった物の・・・一人、そうとは行かない人物が。そして初めて姿を現せた「あさひ太夫」。より正確に言えば顔は見えず、凛とした声色のみ。けれど、思っていたよりも遠すぎると現実を認識した澪。そして楼主に料理人にならないかと提案され・・・。揺れる澪の心境が目に見えてくるよう。


そして副題でもある「小夜しぐれ」。将来はそういう話の流れになるであろう事は予想が出来ていただけに、喜ぶべきか、悲しむべきか。前巻から源斉先生の体調不良から何かと思い、そして一話目から澪と源斉先生の姿がちらほら見られている事からくるこの婚礼話なのだろうけれど。


特に印象的なのがお芳さんの「想うひととは違うけれど、ご縁で結ばれた相手と手を携えて生きていく。美緒さんはその覚悟を決めはったんや」と、美緒の「あなたを嫌いになれれば良いのに。心から憎めれば良いのに」という言葉。


美緒の落ち着いた態度から腹を据えたのだと分かっても、気持ちを思えば切ない。けれど、結婚相手の爽助は美緒のことを好いているし、寄り添えばいい夫婦になれると思う。美緒は源斉先生を好いて、爽助は美緒を好き、渦中の源斉先生の心中は――――――。読み手であるからこそ分かる事だけれど、人の心の内だけは誰にも、どうすることが出来ないだけに、果たして澪の恋はどんな道を辿るのか。


そして、最後の「嘉祥(かじよう)」。前巻初めてその正体を明かした小松原(小野寺数馬)視点の番外編のような話。正体がより明確に記され、彼の視点から語られるからこそ見えてくるものが面白かった。さらに主役である澪が登場しないだけに、その思いは一入。澪のことを考えながら菓子を作る小松原の姿が新鮮で微笑ましい。少しずつ距離を縮めていく2人の姿に、より一層今後に期待がかかるところ。


今作は春満載。浅蜊の御神酒蒸し、葉の花尽くし、寿(ことほ)ぎ膳、ひとくち宝珠。どれもこれも美味しそうには変わりないのだけれど、今目に付くのはどうしても料理よりも目先に見え始めた物語の道行き。澪の恋も気になるけれど、澪自身が認められ初め、選択肢が増え始めただけに不安の影も見えてくる。今回で多くの伏線が見え、その分終盤にさしかかってきたような印象を受けた。果たして今後どうなっていくのか。円満に収まって欲しいと願いつつ、続きを待ちます。




【みをつくし料理帖シリーズ】その他の感想
第1作 「みをつくし料理帖 (1) 八朔の雪」
第2作 「みをつくし料理帖 (2) 花散らしの雨」
第3作 「みをつくし料理帖 (3) 想い雲」
第4作 「みをつくし料理帖 (4) 今朝の春」


[高田郁]その他感想
出世花



拍手



時代小説「みをつくし料理帖シリーズ」、4作目。


月に三度の『三方よしの日』、つる屋では澪と助っ人の又次が作る料理が評判を呼び、繁盛していた。そんなある日、伊勢谷の美緒に大奥奉公の話が持ち上がり、澪は包丁使いの指南役を任されて――(第一話『花嫁御寮』)。戯作者清右衛門が吉原のあさひ太夫を題材に戯作を書くことになった。少しずつ明らかになってゆくあさひ太夫こと野江の過去とは――(第二話『友待つ雪』)。おりょうの旦那伊佐三に浮気の疑惑が!? つる屋の面々を巻き込んだことの真相とは――(第三話『寒紅』)。登龍楼(とりゅうろう)との料理の競い合いを行うこととなったつる屋。澪が生み出す渾身の料理は――(第四話『今朝の春』)。全四話を収録した大好評シリーズ第四弾!!


裏表紙より引用


待ちに待った新作・・・! が、さらに新作が出た後で読むという何とも微妙な感じに。というか、昨日本当に久々に本屋に行ってきました。去年の末から忙しすぎて全然本屋に行っていなかったので(4・5ヶ月ぶり?)、久々の本屋でいろんな本を探しつつ大興奮(笑)


こんなに新作が! 読みたい本が多すぎてお金がorz とりあえず一番読みたい本だけ買い漁ってきました。今までこんなに本を読まない&本屋に行かない日々はなかったので。+地震で色々と大変だったので行く機会を無くしていたので。本を読むのも本当に久しぶり。さーて、読むぞー! ちなみに今朝の春は大分前に買って置いたのですが、読むのが勿体なくて積んでいたのをようやく手を付けました。最新刊も買ってきましたしね!


今回は今までと少し講成が違う入り込み。初めの1遍は大抵料理関係で澪に難題が降り注いでいたのですが、今回、難題は難題でも「恋」の悩み。


巻末の帯にあるとおり小松原の正体が分かり、澪に襲いかかる現実。切ないやら苦しいやら切ないやら・・・初めから叶わない事は分かっている、けれど胸にせり上がってくる想い。この切ない感じが読んでいて堪らなくよかった。


そして最後、仕事が忙しく中々来ない小松原が朝から澪を慰めに来たシーンにはじんわり来ました。「指を大事にしろ」と思いかけず優しく声を掛けてくれた小松原と澪が心の中で反芻する恋の形。全体的に恋愛要素が今までよりも絡んだ話が多かったように思います。ラストに澪が自分の恋心とどう付き合っていくかを前向きに決めた姿が潔くて好きでした。今後の澪の恋模様がますます楽しみ。


そして、「友待つ雪」「寒紅」にはハラハラさせられました。野枝ちゃんの過去を知りたい、けれどそれを本にされたらと悩む澪と澪の想いに答えた蕪好き清右衛門。そして衝撃の一言。今後の展開が気になるところ。そして伊佐三の不倫疑惑と苦しむおりょうさんと太一ちゃん。伊佐三を行かせたくなくて身体に傷を作り、行かないでと主張する太一ちゃんの想いにぼろ泣き。最後の伊佐三の気持ちにさらにぼろ泣き。本当に良い家族だよ。良いところに丸く収まって良かった。


今巻も美味しそうな料理ばかり。ははきぎ飯に始まり、里の白雪、ひょっとこ温寿司、寒鰆の昆布締め。澪の恋の行方も気になるけれど、果たして次巻はどんな料理になるのやら3月発売だったので春料理かな。次巻も楽しみ!




【みをつくし料理帖シリーズ】その他の感想
第1作 「みをつくし料理帖 (1) 八朔の雪」
第2作 「みをつくし料理帖 (2) 花散らしの雨」
第3作 「みをつくし料理帖 (3) 想い雲」


[高田郁]その他感想
出世花



拍手


こんにちは、お久しぶりです。リアルに去年の末から忙しすぎてブログ更新せずorz
ずっと最新記事がハロウィンとか(笑)もう桜の季節ですよ。

地震のことですが、私と家族は無事です。地震当時、電気が来ていなかったので津波の事を全く知らず・・・親戚が名取市だったので無事か心配だったのですが、家が高台だったので助かったと。家族親族共に無事が確認されてホッとしています。

東日本大震災により被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。そして1日も早く復旧がされることを心よりお祈りいたします。



拍手


明日ハロウィンか

そういえば最近かぼちゃ食べてないな

あ、ついでにプリン食べたい 

結論:坊ちゃんかぼちゃでプリン作ろう。(どうしてそうなったw)


そんなわけで昨日大雨の中傘さして買い物に行ってきました(どんだけ 笑)
普段パウンドケーキとクッキーはよく作りますがプリンは全然作らないので不安になりつつも何とか完成。



halloween.jpg
真ん中に竹串の後がありますがキニシナイ。
加熱しすぎてかぼちゃから離れてますがキニシナイ。



とりあえず形になったのでホッと一息。何度中のかぼちゃをくりぬこうとして穴を開けそうになったことか。
全然全く見えませんが、一応カラメルかかってます。
ちょっとパサついちゃったのでカラメルと一緒だとうまー。わざわざ買い物に行ったかいがありました♪




拍手



妖怪アパートシリーズ、第3巻。


何の因果か「魔道書」に封じ込められた妖魔たちの使い手となった夕士。だが使えない妖魔揃いで、現実離れした日々ながら将来の夢は相変わらず手堅く公務員かビジネスマン。そんな夕士が通う条東商業高校に幽霊話が降ってわいた。妖怪アパートの住人たちの助けを借りて、夕士は取り憑かれた男を救えるか!?



裏表紙より引用


相変わらず読みやすく、さくっと読了。今回も美味しそうなるり子さんの料理にお腹がすく。そして秋音ちゃんの食べっぷりにはほれぼれ。これだけ豪快に食べてくれるなら作る方も腕がなるってもんです。ああ、コロッケが食べたいっ! そんな毎回美味しそうな料理を作ってくれるるり子さんが表紙。この表紙&帯も独特で好きです。


今回のメインは学校生活+修行。学校生活を送る夕士が新鮮。何となく最後は予想できていた物の、後味は悪い。取り憑いた魔を祓ったとしても、身体だけ大きくなり、精神が子供のままである本来の性格は変わらない。当たり前のことだけれど、ハッとさせられました。それだけに夕士が感じ取った無気力さや変えられない事実が切ない。そんな夕士だからこそ、いろんな事を学び取って確実に成長しているのだと思います。


薄く、さくっと読めるのに結構大事なことが詰まっている。今回もいい話でした。それと、巻末に付いている解説漫画が面白い。ちょっと後味が悪かっただけにほっこりしました。




【妖怪アパートシリーズ】その他の感想
妖怪アパートの幽雅な日常(1)
妖怪アパートの幽雅な日常(2)



拍手



影執事マルクシリーズ、第1巻。


ヴァレンシュタイ家の新米執事・マルクは優秀だった。柔和な笑顔にスマートな身のこなし。よく気がついて知識が豊富。「マルクさんって、何でもできるんですね! 体は弱いけど」素朴に感心する使用人たち。うら若き美貌の主・エルミナも無表情ながら満足のご様子。だが本人だけは不本意だった。私はなぜ「おいしい紅茶」なんて淹れてるんです!? 山犬の精霊“クフ・リーン”を使役する「影使い」の暗殺者が、なぜ!? ―なぜ? それは、強大な精霊に守られたエルミナに返り討ちにされたから。絶対服従を強いる「空白の契約書」にサインしたから・・・。風変わりな主と執事のコミカル・バトラー・ファンタジー。


裏表紙より引用


以前から気になっていた影執事マルクシリーズ。タイトルに惹かれて購入。ただ、異能力物だとは思っていなかったので序盤少し出鼻を挫かれたものの、コメディのようでしっかりとした世界観と設定が練り込んであったので最後まで楽しく読み込めた。


世界観は開拓期を少し過ぎた辺りの某国のような印象。それに異能力者の誓約が独特で面白い。展開も明るすぎず、暗すぎないので読みやすく、ほのぼのとした日常と戦闘シーンとのバランスも良い感じ。惜しむべきは序盤ルビが多めで読みにくいところかな。


異能者で暗殺者である主人公・マルクが依頼によりとある令嬢を暗殺しようと狙うが返り討ちに遭い、しかも契約させられ執事として令嬢に仕えさせられるハメに。しかも返り討ちにしたにも関わらず、令嬢自身は全く自覚無しな所が笑えます。


元々苦労人かつ器用貧乏なマルクが細々とした執事業務を的確にこなし、何だかんだ文句を脳内で爆発&つっこみする葛藤シーンには笑えました。けれどマルクにとって執事という職は天職みたいですね。しっくりはまり過ぎて笑えました。生真面目何だけど何処か抜けている辺りが彼の魅力かと。また、マルクとクフ・クーリンの掛け合いが笑えて楽しい。


また、令嬢ことエルミナは凛とした行動とは裏腹に時折見せる儚げな雰囲気と、神秘的な一面に彼女にどんな秘密が隠されているのかが気になるところ。他の登場人物達もどこか抜けていて面白い。


それと、戦闘シーンで少しばかり疾走感は落ちますが、合間合間にマルクと対した相手の今後が笑える。どうしてそうなった(笑) もう少しキレが欲しいような気もしますが、これはこれで好きです。


開拓民と先住民、精霊との契約者、そして屋敷の謎と様々な要素が絡み合いながら世界観が広がっていきそう。またイラストも綺麗で見応えがありました。続巻に期待。




拍手

カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア

最新CM
[01/15 NO NEAM]
[11/05 マウス]
[09/28 りん]
[04/15 りん]
[09/03 めん]
最新TB
プロフィール
HN:
ナポリ
性別:
女性
自己紹介:
のんびりなので更新は遅いと思いますが、ちまちま書いていこうと思います。よろしくお願いします。

【追記】かなり更新空いてすみません。体調不良と多忙でブログを書く気力がorz またぼちぼち書いていくのでよろしくお願いします。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
Powered by ニンジャブログ  Designed by ゆきぱんだ
Copyright (c) ココナポリ All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]